mineral 3 -kazu- ページ6
・
からん、ころん、
その時ベルがなって、お客さんが来たこ
とを告げる。
n「いらっしゃいませ」
レジ前まで来た女性2人の注文を聞いて、それから席に戻って行く彼女たち。
それを見届けてゲームに手を伸ばした瞬間、彼女らの小さな声が聞こえた。
「 ねぇ、見た？…」
「うわ、ほんとだ…」
彼女らの視線の先をたどると、どう考えても俺。何だ？と思って自分を見てみるけれど、何も思い当たらない。
s「ニノ、おはよう。寒そうだから、これあげる。」
n「わっ、翔ちゃん？」
急に翔ちゃんの声が聞こえて振り返れば、にっこり笑った翔ちゃんと、俺にかけられている赤いカーディガン。
いつも彼が、羽織っているもの。
n「俺、寒く無いよ？翔ちゃんの方が寒そうだし、いいよ。」
そう言ってカーディガンを彼の元に戻そうとしたとき、ようやく気付いた。
……これか。
そりゃそうなるわな。
なんて一人で納得して、ミミズ腫れになった傷を隠すように、捲っていたシャツの袖を手首まで伸ばした。
n「翔ちゃん、ありがと」
優しく笑った翔ちゃんは、持っていた分厚い本をぱたんと閉じて、大野さんの元に歩いて行った。
・
お昼も終わり時、さっき潤くんに、小麦粉が切れたからとおつかいに行かされた大野さんが帰ってきた。
…のだけれど。
n「あ………」
大野さんの後ろには、一人の男性。
n「小杉、さん」
この間と同じようににっこり笑った小杉さんは、その笑顔のまま、胸ポケットから警察手帳を取り出した。
嫌いなんだよなー、この笑顔。
今日は何を話されるんだろう、なんて若干他人事のように感じていたら、予想もしない言葉が帰ってきた。
小「二宮くんにも、話したいことはあるんだけどね。 今日はちょっと、違うんだ。」
おっとりした口調は、相変わらず。
逆に怖いとも取れる笑顔で、その目線は俺を通り過ぎた。
小「相葉雅紀くん。
今日は君に、用があってね。」
・
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ひまわり(プロフ) - ちー♪さん» ありがとうございます（＾Ｏ＾） 本当ですか？！それは本当に嬉しいです；＿； これからも頑張ります！！ (2015年1月3日 19時) (
レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
ちー♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後には思わず泣いてしまいました・・・これからも応援しています♪ (2015年1月2日 21時) (レス) id: 5698e14306 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ひまりさん» ありがとうございます、ダラダラと続いたお話を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます；＿； がんばります！！！ (2015年1月2日 20時) (レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - こんにちは。完結おめでとうございます。とても素敵なお話で、毎回更新楽しみにしてました。新作楽しみに待ってます。これからも応援してます( ´∀｀) (2015年1月2日 13時) (レス) id: 5be1096a86 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 碧李さん» 有難うございます！！！そう言っていただけると、頑張った甲斐があります^_^ 次も宜しくお願いします！本当にありがとうございました（＾Ｏ＾） (2015年1月1日 13時) (レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり
| 作成日時：2014年7月23日 22時
