クリスマス 2 -kazu- ページ30
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n「ったく。なんでこんなに人が来るのよ」
現在12時。
今日はなんだかやけに人が多い。
いつもどーり店を開ければ、なだれ込むように客が入ってきて。それから今の今まで客足は途絶えない。
a「今日はクリスマスだから暇だと思ったのにね〜」
テーブルを拭きながら苦笑いしてる相葉さん。
キッチンでは潤くんが忙しそうに走り回っている。
n「ほーんと、裏切られた」
a「俺も。昨日もらったソフトやりたかった」
n「俺にもやらせてよ？」
a「えっ、なんで！？」
n「だって俺が買ったんだから」
a「俺へのプレゼントじゃん！！」
二人でグチグチ言い合いをする、もちろん手は止めずにね。
その会話を常連さんは笑って聞いてるんだけど、ただ一人は違った。
m「お前ら！！！仕事しろ！！！！」
いわゆる鬼の形相でキッチンから怒鳴り声を上げる潤くん。
慌てて定位置に着いて、相葉さんと苦笑い。
「今日は大盛況ね〜」
佐々木のおばちゃんにいつも通りシュークリームとコーヒーを出そうとすると、静かに制された。
「今日はシュークリーム、4つ頂戴」
にこりと笑ったおばちゃん。
今日は家族に買っていくそうだ。
そのあとまた旦那の愚痴やら姑の愚痴やら、よくもまぁそんなに話が進むもんだ。
楽しそうに話を聞いてる相葉さんに全てを任せて、一旦この人混みから抜け出す。
二階に続く階段に腰掛けて、お客さんの楽しそうな会話に耳を傾ける。
…相葉さん声デケェ。
s「にーの、」
n「わっ！！」
ぼーっとしていたから、思わず階段から転げ落ちそうになった。
振り返れば可笑しそうに笑う翔ちゃん。
n「翔ちゃん、どうしたの？」
s「ホットココア飲もうと思って」
n「作れないでしょ？」
s「ふふふ、バレた？」
ふわりと笑う翔ちゃん。
まるで気を許したようなその笑顔に思わず頬が上がる。
n「仕方ないなー、俺が淹れてあげますよ」
s「ありがとう、砂糖は多めね」
n「もちろん。ほんと甘党なんだから」
再びエプロンをつけて下に降りる。
戦場のようなホールを通り過ぎてキッチンに向かって、赤いマグカップに手をかけた。
n「あれ……？」
m「どした？」
n「翔ちゃんにホットココア淹れようと思ったんだけどさ、これ、ヒビ入ってる」
m「ほんとだ、」
赤い色に縦に入った白の線に、なんだか妙な胸騒ぎがする。
あと一回落としたらパリンと割れてしまいそうで、誰も手の触れない所に置いた。
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ひまわり(プロフ) - ちー♪さん» ありがとうございます（＾Ｏ＾） 本当ですか？！それは本当に嬉しいです；＿； これからも頑張ります！！ (2015年1月3日 19時) (
レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
ちー♪(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後には思わず泣いてしまいました・・・これからも応援しています♪ (2015年1月2日 21時) (レス) id: 5698e14306 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - ひまりさん» ありがとうございます、ダラダラと続いたお話を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます；＿； がんばります！！！ (2015年1月2日 20時) (レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - こんにちは。完結おめでとうございます。とても素敵なお話で、毎回更新楽しみにしてました。新作楽しみに待ってます。これからも応援してます( ´∀｀) (2015年1月2日 13時) (レス) id: 5be1096a86 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり(プロフ) - 碧李さん» 有難うございます！！！そう言っていただけると、頑張った甲斐があります^_^ 次も宜しくお願いします！本当にありがとうございました（＾Ｏ＾） (2015年1月1日 13時) (レス) id: c2fc12ef7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまわり
| 作成日時：2014年7月23日 22時
