流石 ページ38
「ここにいたらマズいんじゃないか?君たちは公安の人間だろ?」
「…」
「何故それを!」
「長いこと刑事をやっていたんでね、わかるんだよ勘で…まあ、婚約者にはこの勘は働かなかったようだがな」
「…」
「大丈夫、目暮達には黙っておくさ…生きていればね」
零の体を支えて立たせると、パン!という音が聞こえる
音のする方を見るとランタンが弾けて、液体火薬が溢れ始めているようだった
「(スマホを壊すだけじゃダメだったか…!)」
「…ありがとうございます、あとはお願いします」
「あぁ」
零を支えながらその場を離れる
村中さんはプラーミャを拘 束していた
「…大丈夫。あとは、きっと
「…随分信用しているんだね」
「まあ、ね」
事前に景が準備してくれていたおかげで、私たちはスカイビルの屋上までやって来ることが出来た
まあ、人はみんな避難してて勝手に入ることも出来ただろうけど。
上まであがると、大きなサッカーボールが渋谷の街に出現していた
「(なるほど…陣平のガム…)」
きっと、3年前の事件を聞いて、この止め方を思いついたんだろう
「それより陣平たちは?」
「松田と萩原、あと班長も。きっと今頃彼らに加勢しているところだと思うよ」
「そう…」
傾きかけたサッカーボールが元の位置に戻った頃、サッカーボールの真上にあの少年が飛んでいるのが見える
「まじか…」
コナンくんがサッカーボールの元へたどり着くと、ボールは横に広がり、無事に青い液体とピンクの液体が混ざり合うのを止めてくれる
「…僕が信頼する理由。分かっただろ?」
「…うん(ずっと前から、分かっていたけどね)」
零は裕也に電話をかけ、合図を出すと、直ぐに消防隊がやって来て、中和剤をホースで撒き始めた
「…これで、一件落着、かな」
裕也からの連絡によると、あと1時間ほどで終わりそうだという
しばらくすると、後ろから人の気配を感じた
これはきっと_____
「ここにいたんだ。なんとかなりそう?」
「あと1時間もすれば完全に中和できるらしいよ」
「さすが公安。仕事が早いね」
「流石なのは君の方だよ」
「え?」
「よくあんな手を思いついたな」
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (5月29日 19時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます!現在続き作成中でして、もう暫くお待ちいただけると嬉しいです!おまたせしてすみません!待っていてくださってありがとうございます!よろしくお願いします!☺︎ (5月29日 18時) (レス) id: 1cabdaa99c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (5月28日 22時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - ツキさん» コメントありがとうございます!こちらこそ読んでくださって感謝です…!今後もよろしくお願いします!☺ (2023年4月16日 23時) (レス) @page41 id: ae03a0bece (このIDを非表示/違反報告)
ツキ(プロフ) - 忙しいなか更新を続けて下さって感謝です:;(∩´﹏`∩);: (2023年4月16日 21時) (レス) id: db867d7236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉優花 | 作成日時:2022年11月1日 17時