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「…ま、言えないこともあるだろうしな!満島が話したいと思った時に話せばいいんじゃねぇか?」
「班長…」
そっか。
私は、1人じゃないんだったね。
「…ありがとう、みんな」
温かくていい人たちばかりだ
「まぁ俺たちはいつでも聞くからさ。今日みたいにすぐ飛んでいくし」
「あんたから返事もらってないのに死なれちゃ困るしな」
「え、陣平ちゃん告ったの!?」
「…萩に負けてらんねぇからな」
「何て言ったんだ…?」
「何って、って普通に好きだって言っただけだ」
いやそれ今ここで話さなくても…
と思っていると、研二がかなり驚いた顔をしている
なんかちょっと感動してるし、何?
「お前らなぁ…」
「いや、だって班長!陣平ちゃんが成長してんだよ…!」
「成長って…?」
「いやさぁ、陣平ちゃんって昔姉ちゃん好きだった時は____」
「テメェ萩それ以上言ったらぶっ飛ばすからな!!!」
何かを言いかけた研二の胸ぐらを掴んで怒ってる陣平
なんかこういうの、懐かしいなぁ
ふと隣の景を見れば同じように微笑ましそうに2人をみていた
班長も嬉しそうで、私まで嬉しくなった
「気になるよそこまで言われたら」
「陣平ちゃん怖ぇよ…」
「知らなくていいんだよおめーは!萩も余計なこと言うな!」
「そうがなりなさんなって…」
「千速さんに直接聞こっと」
「おいA…!」
「あ、ごめん電話」
「…チッ」
携帯を開くと丁度着信を告げられ、彼らから少し離れたところで電話に出ると、相手は上司の橋田さんだった
あの男は葛城の父親で、元公安。
一人息子が拘置所内で自 殺し、その恨みで私を拉致したという。
葛城が6年ほど前私を拉致監 禁した時に私を助けに来たこの5人を憎んでいたことから、父親は葛城の無念を晴らすため5人を呼んでその目の前で私を殺そうとしていたと自供したらしい。
葛城のあの別荘とか、小屋とか、爆発した原因のものとか、その他もろもろすべて父親であるあの男から譲り受けたもの
知識も別荘も、そしてあの拳銃も。
当時はまだ公安だった男が葛城に流していたんだという。
だから葛城は私の父親が公安であることを知っていそうな感じだったのか。
だから顔を整形できたのか。
全てが繋がっていく。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き楽しみにしています! (5月29日 19時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - うたプリ大好き?さん» コメントありがとうございます!現在続き作成中でして、もう暫くお待ちいただけると嬉しいです!おまたせしてすみません!待っていてくださってありがとうございます!よろしくお願いします!☺︎ (5月29日 18時) (レス) id: 1cabdaa99c (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (5月28日 22時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - ツキさん» コメントありがとうございます!こちらこそ読んでくださって感謝です…!今後もよろしくお願いします!☺ (2023年4月16日 23時) (レス) @page41 id: ae03a0bece (このIDを非表示/違反報告)
ツキ(プロフ) - 忙しいなか更新を続けて下さって感謝です:;(∩´﹏`∩);: (2023年4月16日 21時) (レス) id: db867d7236 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉優花 | 作成日時:2022年11月1日 17時