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「それで?何の用かしら?」
連絡をしてきたのはジンではない。
でも、ジンという男が行くと言われたのだ
まぁウォッカのことは言われなかったけど、情報屋と言ってるからまぁそこは問題ないだろう
「…」
ジンは無言でUSBを投げてきた
それを手に取ればジンは満足そうに口角を上げた
「情報収集が得意なんだろ?」
「えぇ。その能力を買ってくれたんじゃなくて?」
「…そのUSBに今俺たちが探している情報が入っている。それを探してくるのがお前の仕事だ」
「へぇ!随分大事な任務なんじゃない?それ、私に任せていいの?貴方たち組織にとって不都合なことを私が知ってしまうのよ?」
そういえば彼は冷たくフッと笑いバックミラー越しに私を見る
「構いやしねぇ。お前はもう組織の一員だからな」
「……あら、いつの間に私がメンバーになったっていうの?今会ったばかりなのに」
「お前のサイトのロックを俺たちが突破した時だ。あのロックは俺たち組織の人間にしか突破できないようになっていた…そうだろ?情報屋X」
「あはは!なぁんだ、バレていたのね!ふふ、随分優秀な方なのね、貴方たちって」
「最初あのサイトを見た時は信憑性はなかったがな。…だが、あの情報を知ってるって事は、その腕は確かなんだろうぜ」
あの情報。
そうだ。私はあれをあのサイトに載せた。
原作開始から7年前の現時点で、いやこれから先もその情報を知るものは少ない。
''烏丸蓮耶''の話を__
「お前が何の目的で調べ何故俺たちにこだわっているかは知らねェが…下手な真似をすれば脳に穴が空くと思え」
ガチャ、と銃口を向けられるが、私は平然とした顔で腕を組みながら背もたれにもたれかかっていた
「そんな物騒なもの仕舞いなさいよ。…ベレッタM1934ね…聞いていた通りだわ、ジン」
「何の話だ」
「情報屋を舐めないでちょうだい。知ってるのよ?貴方がラムに_____」
そう言いかけた時、銃口は私の頭にピッタリとくっついた
いや、むしろ食い込むんじゃないかというほどその銃口が強く突きつけられている
「そんなに風通しのいい穴が欲しいか」
「滅相もない!だけどねジン、教えてあげる。私に穴を開けようが構わないけど…それと同時に、貴方の、いや組織の情報はロックのかかっていない私のサイトにアップされる手筈になっているの」
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茉優花(プロフ) - 彩豊さん» 沢山コメントありがとうございます!読み返してもらえて凄く嬉しいです…!応援、すごく励みになります!これからも楽しんでいただけるよう頑張りますね! (2022年10月27日 23時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
彩豊(プロフ) - こんにちは!萩原くんを助けられてよかったです✨組織潜入はドキドキしました(>人<;)凄く面白くて読み返しています(*≧∀≦*)応援してます☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆ (2022年10月14日 11時) (レス) @page50 id: 72022c3b56 (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - さくらさん» コメントありがとうございます!嬉しいです…!そのお言葉がとても励みになっております!!これからもよろしくお願いします!( ¨̮ ) (2022年7月21日 20時) (レス) id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
さくら(プロフ) - とっても面白くて何回でも読んじゃいます!今では仕事帰りの楽しみです笑笑 (2022年7月21日 18時) (レス) @page50 id: cf5d2ac92c (このIDを非表示/違反報告)
茉優花(プロフ) - 皇さん» コメントありがとうございます!そんな事を言って頂けてとても嬉しいです…!原作リスペクトの気持ちを込めてなるべく近いように書かせて頂いております!救済してるので所々変わってしまう所はあるかと思いますがこれからも楽しんで頂けたら幸いです!( ¨̮ ) (2022年7月16日 10時) (レス) @page31 id: da009c02b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茉優花 | 作成日時:2022年5月30日 4時