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新「ありがとな」
そう言いながらわたしの頭をポンポンして、書斎を出ていった新ちゃん
『なんなの…ばか』
そんな私の呟きは書斎のドアが閉まる音でかき消された
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新一side
有「あーらなにー?そんな赤い顔しちゃって♡さては、恋ね♡Aちゃんと書斎で何かあったの?♡」
新「は、はぁ?!んなわけねえだろ!!///大体あいつはなあ!俺の妹みたいなもんだよ!」
有「さーどうかなー?(ニヤニヤ)」
新「だぁー!もう!違うってば!!」
そうは言ったけど、実際わからない。
あいつといると変に緊張するし、あいつがなんか言ってきたりやってきたりするとドキドキするし…
ほんとは分かってる。
心のどこかでは気付いているけど
それを言葉に出来ない
新「なん、なんだよっ…」
あいつの笑顔、声、仕草
全部全部、脳裏に焼き付いて離れない
さっき俺があいつに言ったことは…本心?
新「ってことは俺……!」
さっきのもろ告白だよな?!?!
だああああああ恥ずかしい何言ってんだよ俺!!!
次からどんな顔で会えばいいんだよ…
『新ちゃん!さっきの、好きな人って、家族のことでしょ!有希ちゃんとー優作さんとーあとわたし!!』
こいつはいつもそうだ
新「はぁ?」
『え?違うの?』
鈍感で
新「い、いや、まぁ…間違ってはねえけど…」
『やっぱりー!えへへー嬉しいなぁ〜』
明るくて
『家族って思ってくれててありがとう!』
お礼を忘れないやつで
『わたしも新ちゃんは好きな人だよー!』
不意打ち野郎で
『へへっ(ニコッ)』
笑顔が可愛い
新「〜〜〜〜〜っ///////////」
俺の好きな人
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作者名:茉優花 | 作成日時:2017年8月19日 23時