51話 【学校で問題発言】 ページ3
「手繋いで」って言った?
私が聞き間違いだと願っていると、その願いはかき消えた
無一郎「答えないって事は良いって事だよね?」
そう言って無一郎が手を繋いで来た
『ちょっと待って時透君…!他の生徒さん居るから…!』
無一郎「大丈夫だよ"暗城さん"見られても、俺達付き合ってるし」
バカバカバカ…!学校で言っちゃいけない問題発言してるのに、"暗城さん"はそのまま…
『なんでそんなこと言うの…!』
他の生徒さんの目が怖い、話すだけでも私達のキャラじゃ無いなのに今、手を繋いでる…!
鞄で隠しながら、無一郎の返答を待つ
無一郎「妬いてるから」
『えっ?妬く?誰に?』
無一郎「善逸」
『なんで、なんにもしてないよ』
無一郎「ううん、朝も楽しそうに話してて、さり気なくデート誘われてて、「会いに来ちゃった」発言されてもニコニコしてて、教室でも…」
『ちょっと待って…!分かった、私が悪かったから…』
どうしてそこまで善逸に対して冷たいの…善逸には好きな子が居るし、私には無一郎が居る…そういう関係にはならないのに…
『取りあえず帰ろ?手繋がないで』
無一郎「手は繋ぐ」
『だから、他の生徒さんに見られたらどうするの?』
無言で歩こうとする無一郎に、必死の抵抗で足を止める
無一郎「ねぇ何してるの?早くかえ…」
『嫌なの!』
大声ではなく、強いトーンで言った
無一郎が目を見開く、その瞳に叩き込むように口を開く
『嫌なの…見つかって…告げ口されて…無一郎と別れさせられるのが…』
無一郎「……」
無一郎がゆっくり手を離した
無一郎「ごめん…そこまで思ってくれてるとは…」
無一郎は申し訳なさそうに、私の目を見つめる
『良いよ、帰りましょう?時透君』
無一郎は頷き歩く
校門の外に出ると、大きな声で私の名前が聞こえた
善逸「Aちゃぁぁん!!」
振り向くともちろんそこには金髪イケメン
『善逸、どうしたの?』
私の所に辿り着くと、善逸は膝を抑えて息を切らしながら私を見た
善逸「話したい事あるの、一緒に帰らない?」
『あっ』
私はチラッと無一郎を見る………目逸らされた
ちょっとムカっときて、善逸にも『一緒に帰ろ』と伝えてしまった
ーーーーー
いつもの帰り道を善逸も交えて歩く
間に挟まれてる…この状態で学校の女の子に会ったら…怖い怖い
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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alice rose(プロフ) - Aさん» ありがとうございます!読んで頂けてとっても嬉しいです(≧∀≦) (2020年12月14日 21時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
A - 無一郎が可愛過ぎました/// (2020年12月14日 20時) (レス) id: 02ac65e34b (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - ゆんさん» ありがとうございます(≧∀≦)そうなんです…私も「好きよぉ…ごめんねぇ…( ;∀;)」と心の中で泣きながら書いていました、それでも面白かったと言って頂けてすっごく嬉しいです!また次の作品も暇つぶしに見てくださると嬉しいです、ありがとうございましたm(_ _)m (2020年10月26日 20時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - お疲れ様でした!最後まで見ることが出来て良かったです!私も善逸が好きなんで、ちょっとあれでしたね。でもとっても面白かったです! (2020年10月26日 17時) (レス) id: 90cba439c8 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - お豆腐くん。さん» こちらこそ…最後まで見て下さりありがとうございました( ;∀;)楽しんで頂けて本当に嬉しいです、また別の作品で出会える事を楽しみにしています(≧∀≦) (2020年10月25日 20時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:alice rose x他1人 | 作成日時:2020年10月5日 7時