【鬼滅の刃】私のクラスは恋愛禁止！【時透無一郎・我妻善逸】「続編」

52話 【風紀委員】 ページ4

間に挟まれ、この状態で学校の女の子に会ったら…怖い怖い




善逸「それでさ、話なんだけど」




怯えている私に明るい声が刺さる




『うん』




善逸の顔を見ながら返事する




善逸「Aちゃん、副風紀委員長になったんでしょ？」




私が頷くと、善逸は満面の笑みで言った




善逸「俺、風紀委員なんだ！」




『えっそうなの!?』




心が弾んだ、クラスの男子の言葉が残っていて男の子がいる事、しかも知っている人だということが嬉しかった




善逸「うん、俺達のクラスはもう前に決まっていたんだけど…そう聞いてよ！」




うん聞いてるよと思いながら、頷く




善逸「その日俺学校を休んだの、そして次の日行ったら「君、風紀委員だから」って言われたの、おかしくない!?」




少し笑うと、善逸は落ち着いた声で言った




善逸「でも嬉しい、Aちゃんと風紀委員出来るの」




『私も嬉しいよ、知っている子が居てくれて』




善逸は微笑むと、身体を前のめりにして無一郎を見た




善逸「無一郎は何処に入ってるの？」




無一郎は話しかけられると思っていなかったのか、口を小さく開いていた




けどすぐその口を縫い付けたように、固く閉じた




言わないつもりだ、さっきも善逸にしぃっと〜したって言ってたし…




あれ、これ喧嘩になる？駄目駄目！




『無一郎は、将棋部だから委員会には入ってないんだよ』




善逸「あぁ…そうなん…」




…？




善逸「無一郎って言った？」




えっ？…あっ！




『あの〜えっと…』




無一郎「学校の外では、下の名前で呼び合ってるの」




ちょっと！




私は無一郎を少し睨む、無一郎はスンッとした顔で歩いてる




善逸「そうなんだ仲良いんだね！分かるよ二人とも学校で大人気だし、仲良くしてるとお互い危ないもんね」




えっ凄い…！良くそこまで




無一郎「良くわかったね」




善逸「エヘヘ〜」




無一郎「じゃあこれからは善逸の前でも呼んで良いんだね？」




『それはアレじゃない？』




無一郎「でも、Aから呼んだんだよ？」




『そうだけど、堂々とは…』




無一郎「でも呼びたいんだけど…」




善逸「えっ、ちょっと待って…」




足を止めた善逸に振り返る




善逸「二人ってさ本当にただの友達？」




無一郎 A「うん」




善逸「じゃあなんで…」




善逸が私達を、見つめる









善逸「二人から好きって音がするの？」

53話 【お互い正直に】→←51話 【学校で問題発言】

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