【鬼滅の刃】私のクラスは恋愛禁止！【時透無一郎・我妻善逸】「続編」

64話 【保健室】 ページ16

そして…ドンッ！という音が耳ではなく、物理的に頭に響いた




ーーーーー
〜善逸「ねぇ、Aちゃん俺好きな子できた！だからもう、Aちゃんにアピールしない！」




『本当に!?何か癪に触るけど良かった、応援するよ！』




無一郎「良かった…これで僕たちを邪魔する人は居なくなったね！」




『うん！本当によか…』




「終わってないよ」〜









『はっ…！』




あれ…ここ…保健室？




なんで私…あぁ…そっか…




『〜っ…！』




まだ頭がガンガンする…




誰も居ないのかな…？




取りあえず、珠代先生が来るまでボーッとしてよ…




………さっきの夢、何だったんだろう？




すっごく正夢になって欲しいけど…




目覚める直前に聞こえた声…聞き覚えのない声…




誰なんだろう…？




シャー…




珠代先生「あぁ目が覚めたのですね」




カーテンを引く音と珠代先生の声で、私の意識は保健室に戻る




『あっ先生』




珠代先生「ご気分は？」




『少し痛みますが、平気です教室に戻ります』




珠代先生「そうですか、迎えに誰か呼びますのでもう少し待っていて下さい」




頷き、おとなしくベッドの上に座ったままで居る




珠代先生は電話をかけ終わると、私の側にある椅子に座る




『あの…冨岡先生が此処に運んでくれたのですか？』




珠代先生「いいえ…男子生徒でした、名前はたしか…」




珠代先生が目を瞑り考える…お美しい




珠代先生「時透…無一郎君です」




『無一郎が…』




重かっただろうな…




珠代先生「あと、我妻善逸君も心配してついてきていましたよ」




『善逸も…!?』




あぁ…二人とも申し訳ない…




ガラガラ…




冨岡先生「暗城迎えにき…」




無一郎 善逸「A！ Aちゃん！」




冨岡先生を押しのけて入ってきた無一郎と善逸が、同時に私を抱きしめる




ちょっと待って…普通に苦しい




冨岡先生「おい、時透…我妻…暗城が死ぬ」




無一郎の脇あたりから伸ばした手が、冨岡先生の視界に入り二人を引き剥がしてくれた




無一郎「ごめんでも心配で…！」




無一郎が私の手を握り見つめる




善逸「俺も同じチームだったから、守ってあげられたのに…」




善逸が俯きながら言う




『二人とも大丈夫だよ？誰のせいでもないから、謝らないで？』




すると善逸が私の隣に座り、抱きついてきた

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