89話 【いつもの私が分からない】 ページ41
何故キメツ学園に?
次に、無一郎に馴れ馴れしい…!教科書を見るや学園の事を聞くのは、当たり前のことだからとやかくは言わないけど…
このクラスは恋愛禁止なんだよ…?聞かされていないのかな…転校生は別とかある?
……ありえなくはない、一歩間違えれば体罰になる先生や美術室を爆発させる先生やら、色々おかしいところもある…けど…そんなのずるじゃない…!
あぁぁぁ!!嫌…!なんでこんな事ばかり考えるの!?醜いよ!いつもの私が分からない…!
転校生には優しくしてあげなきゃいけないのに…!こんな偏見ばかりの考えを捨てなきゃいけないのに…!
出来ない…王来さんが無一郎の隣で微笑んだりしたら、睨んでしまいそう…
無一郎「暗城さん」
『…』
無一郎「暗城さん…?………A?(小声)」
『…!』
耳元から聞こえてきた声で我に返る
『時透…君…』
無一郎「大丈夫…?体調悪い?」
私は笑顔で首を振った、すると無一郎が喋りだすのと同時に無一郎の肩に手を掛けて、王来さんが顔を出した
…!
無一郎「王来さんが、暗城さんと一緒にお昼食べたいんだって」
王来さん「良くって?」
王来さんの綺麗で、でも棘があるような…薔薇のような声が私の頭に蔓を伸ばす
私は頷いた、すると王来さんキョトン顔を傾げ慣れたように無一郎を見る
無一郎「あっ、暗城さんあんまり喋らないんだ…でももちろん、会話はしてくれるよ」
愛おしい無一郎の言葉すら、王来さんに話していると思うと、ロボットの性能説明をするかのようにしか聞こえなかった…
王来さん「そう、話してもいいのね?」
無一郎に聞いたのか私に聞いたのか分からないけど、王来さんは正面に誰かの椅子を引いて座った
無一郎「じゃあ」
私は頷き、鞄からお弁当を出す
王来さん「ありがとう、無一郎君」
…!お弁当の包みを取る手が止まる、無一郎の方を見てももう居なかった、お弁当を見直し深呼吸の代わりに包みを解いた
王来さん「手作りなの?」
蓋を取り、箸を出していると聞こえてきた
やめよう…アメリカに居たからスキンシップや交流が多いだけ
日本では違うけどアメリカでは普通、いきなり日本に慣れてなんて言うのは可愛そう…
優しく笑顔で、恋愛禁止なんだから無一郎を取られることはない
『えぇ、そうなの』
私は微笑んだ、王来さんと仲良くなりたいと言う意味を込めて
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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alice rose(プロフ) - Aさん» ありがとうございます!読んで頂けてとっても嬉しいです(≧∀≦) (2020年12月14日 21時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
A - 無一郎が可愛過ぎました/// (2020年12月14日 20時) (レス) id: 02ac65e34b (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - ゆんさん» ありがとうございます(≧∀≦)そうなんです…私も「好きよぉ…ごめんねぇ…( ;∀;)」と心の中で泣きながら書いていました、それでも面白かったと言って頂けてすっごく嬉しいです!また次の作品も暇つぶしに見てくださると嬉しいです、ありがとうございましたm(_ _)m (2020年10月26日 20時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆん - お疲れ様でした!最後まで見ることが出来て良かったです!私も善逸が好きなんで、ちょっとあれでしたね。でもとっても面白かったです! (2020年10月26日 17時) (レス) id: 90cba439c8 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - お豆腐くん。さん» こちらこそ…最後まで見て下さりありがとうございました( ;∀;)楽しんで頂けて本当に嬉しいです、また別の作品で出会える事を楽しみにしています(≧∀≦) (2020年10月25日 20時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:alice rose x他1人 | 作成日時:2020年10月5日 7時