【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続・続編」

90話 【滝修行】 ページ19

『すみません、善逸が気絶しました』




岩柱様「川につけなさい」




そう言われ、炭治郎に善逸を抱えて貰って川に向かった




ーーーーー
『あっ…服…そうね…』




寝たままの善逸の上の服を脱がす、上裸の炭治郎を見て呟く…




私は持ってきていた、白の衣を隊服を脱いだ上から着る




炭治郎の後ろをついていき、川の側に立つ




ドボンッ！




炭治郎が善逸を放り投げた後、川に入りやすいように手を貸してくれる




『ありがとう炭治ろ…』




善逸「ギャァァァ!!つべてぇぇぇ!!」




突然沈んでいた善逸が起き上がった




その衝撃で倒れそうになったけど、炭治郎が手を強く握り支えてくれた




その間も善逸は叫び散らかしながら、川の中で暴れてる




『善逸、大丈夫だから…すぐ慣れるよ』




炭治郎「そうだ、善逸…」




私達の声は、善逸の優れた耳には届かなかった




善逸は陸に上がって、他の隊士のように岩にくっついてワンワン泣き始めた




下半身は水の温度になれたけど、上半身は寒い…衣を着てても関係ない、むしろ濡れて重い…




でも…炭治郎も伊之助も頑張ってるから…




あれ？そういえば伊之助の念仏が聞こえない…




そう思って滝の方を見ると、感情が死人のように無くなっている伊之助が居た




『た…炭治郎！伊之助が！』




炭治郎と一緒に伊之助の蘇生をしてから、私も滝に打たれた




ザァー！




待って…無理…これは実力とかの問題じゃ無い…首痛い、足痛い、念仏を唱えていると舌を噛みそうで怖い




横で一緒に滝を打たれている炭治郎からも、似たような感情が伝わる




ある程度してから、炭治郎に手を引いてもらい岩に寄りかかる…




凄い…衣越しからでも温かいのが伝わる…




ーーーーー
そのあと、お昼の時間になった




魚を焼く焚き火の周りを囲むように座る




伊之助「アイツすげぇよ、玉ジャリジャリ親父」




綺麗な顔で、魚を頬張る伊之助が言った




炭治郎「岩柱の悲鳴嶋さんな」




『変なあだ名つけちゃだめだよ』




炭治郎から貰った、綺麗に焼かれた魚を食べる




伊之助「始めて会った時からビビっと来たぜ、間違いねぇアイツ」




ボリボリと音を立てながら伊之助が言う




炭治郎「骨も食べるのか伊之助」




伊之助「おう、A子食わねぇなら寄越せ」




伊之助に頭と骨しかない状態の魚を渡す




渡した魚の骨をボリボリ食べながら、私達に言う




伊之助「鬼殺隊最強だ」

91話 【お昼時間】→←89話 【次元の違う修行】

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