【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続編」

43話 【良かった…炭治郎…】 ページ10

私がうなずくと善逸は私の頭を撫でて、眠った



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しばらくしてから、月が出てきた




私は伊之助にはいだ布団を掛け、庭に行った




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屋根に登って座る




シャキン




『今日は…綺麗な半月だね…』




しばらく、月明かりに当てると刃こぼれも治ってきた




そこで、ふと思う




…今日は、霞柱様がいらっしゃらない…




昨日のことを怒っているのかな…




カシャン…




私は庭に降りた…




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部屋に戻り、ベッドに潜る




霞柱様が来なかった事、怒っているかもしれない事に不安を抱きながら眠った




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一週間経った…




善逸も任務に復帰した




あれから毎日ではないけど、刃こぼれがひどい日や満月の日には屋根に行った




けど…霞柱様は一度も来なかった…




任務から帰り部屋に入る………!?




そこには割れた花瓶を片付ける後藤さんと、泣きそうになりながら手を握るカナヲの横に…




『炭治郎！』




私はすぐさま駆け寄る




炭治郎「A…心配掛けてごめんな…」




炭治郎がベッドの横にしゃがむ私の頭を優しく撫でた…




『良かった…良かったよ…ごめんね…炭治郎』




炭治郎「謝らなくて良い…Aは悪くない…」




炭治郎の優しい感情が、伝わるたびに涙が溢れ出る




その間もずっと炭治郎は頭を撫でてくれた




アオイ達もやって来て、アオイが泣きながら伊之助の事を話した




炭治郎「そうか…じゃあ…天井に張り付いてる伊之助は俺の幻覚なんだな…」




皆が天井を見る、そして伊之助が降りてきてワーワーと騒ぎ始めた




炭治郎「スー…」




頭を撫でる手が止まって炭治郎を見る…寝ちゃってる…




静かに、炭治郎の手を布団の中に入れた




カナヲ「し…静かにして」




…？




後ろでカナヲが、小さな声で注意してる




このまま、カナヲが大きな声出したらそれこそ炭治郎が起きちゃう




私は日輪刀を抜き、太陽の光を反射させた




アオイ 伊之助 きよすみなほちゃん「っ！」




みんなが目を抑える




すると我に返ったように、皆がおとなしくなった




キュッ…




日輪刀を閉まっていると後ろから羽織を引っ張られた




…？と振り向くと




カナヲ「ありがと…A…」




『いいえ…』とカナヲ頭をポンポンする




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一週間後に炭治郎が復活した




そしてその日、私は鬼との戦いで刀に大きな刃こぼれを作ってしまった…

44話 【刀鍛冶の里】→←伊之助編 【紋逸には…すんのに…】

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