【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…「続編」

無一郎編2/3 【恋仲になりたい…】 ページ37

A「わぁ！ありがとうございます！」




わぁ！こんな笑顔されておばさん羨ましい…おじさんじゃなくて良かった




おば様「お似合いだねぇ、二人とも」




えっ？全然聞いてなかった




A「あっ違いますよ、私達は恋仲ではありません、仕事仲間です」




おば様「あれ…そうなの？てっきり恋仲だと思ったわ」




恋仲!?ってなったけどさっきAが否定してて、ちょっと悲しい…結構悲しい




A「でも…本当に信頼していて、尊敬しているんです」




あぁぁぁぁ!!!好き!!




おば様「そうかい、また来てね」




僕達はお辞儀して店を出た




A「お家までご一緒します」




『…』




Aと恋仲…なりたい…




A「霞柱様？どうかしましたか？」




突然目の前に精霊が現れて我に戻る




『あっ…ううん何でもない、送ってくれるの？』




A「はい、せっかく付き合って頂いたので」




良い子だな…どうしたら孤児院でこんな良い子が育つの？…恋仲になりたい




『さっき…恋仲だって言われて、凄い嬉しかった』




あっ…また




A「確かに、仲が良い事が更に実感できて私も嬉しかったです」




嬉しい…幸せ…




ーーーーー
『ありがとう、楽しかったよ』




Aはお礼のあとにさっき買ったお饅頭を1つくれた




『えっ？くれるの？』




A「はい、おまけを渡しているようで申し訳ないですけど」




静かに呼吸しながら貰った




『そんなことないよ、嬉しい…ありがとう』




好き…




『気を付けて帰ってね』




Aは一礼して蝶屋敷に向かった




ーーーーー
夜になってもAとの、お出かけを思い出していた




…ちょっと頭冷やそ




僕は玄関の扉を開けた




カラカラッ




あれ…？誰かいる……あれって…




『A？』




Aがこっちを見る…




『どうしたの!?こんな夜に…』




僕はAに駆け寄った




…え？っえ？




『泣いてる…？』




Aは泣いていた…初めて見る涙に心がえぐられる




ギュッ




『よしよし…もう大丈夫だよ』




僕は頭を撫でながら言う




Aは泣いた…僕は黙って抱きしめ続けた




A「ありがとう…ございます…落ち着き…ました」




『そう、おいで…家に上がって』




このまま帰す訳には行かない、そう思ってAの手を取る




A「お邪魔します」




『どうぞ』




居間に連れて行って、お茶を出した

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