【stpr】愛する妹が彼氏を連れてきた【桃】【青】

15話【遊園地デートなんて許さない】 ページ16

『えっ!?遊園地!!?』




A「そう！ころちゃんがチケットを取ってくれたの」




そう嬉しそうに話すのは、命よりも大切な俺の妹




なんでも生意気で、口悪くて、しょぼくれた身長の喋るヤギみたいな彼氏(仮)と遊園地デートに行くらしい




もちろんそんなの…




『A、今すぐヤギ野郎に電話しろ！』




A「えっ!?どうして？」




『俺が断る、んでそのチケット2枚ぶんどって俺とAで遊園地デートに行こう！』




A「何言ってんのよお兄ちゃん!!!そんなのダメに決まってるでしょ!!」




猛反対してみたものの、結局Aとヤギ野郎は遊園地デートに行くことになってしまった




「明日は早起きだから、もう寝るね」とパジャマ姿で自室に入っていくA




取り敢えず『おやすみ〜』とだけは伝えるけど、こうしちゃいられないっ…!!




俺も自室に入って、スマホと共にベッドにダイブする




そして、大急ぎで明日A達が行く遊園地の公式サイトを開いては、一人分の電子チケットを購入する




ネットが普及してるおかげで、最近はスマホでもチケットが取れる…いい時代だ〜ありがとうっ！




チケットの提示画面を確認して、息を吐きながらゴロンと仰向けに寝転がる




『よし…』




これで安心だ…




当たり前だけど、俺がAとヤギ野郎のデートを把握してるのに放ったらかしにするわけが無い




勿論、全力で監視する…！




大丈夫だぞA、お兄ちゃんがいつでもどこでも守ってあげるからな！




…つ〜か俺も明日の為に早寝しなきゃじゃん、もう寝よ




ーーーーー
A「じゃあ行ってくるね！」




『行ってらっしゃ〜い！』




玄関にて、可愛くオシャレをした妹を送り出す




買ったばかりのワンピースを着て、甘い香りの香水をさりげなくつけて、髪まで巻いちゃって…俺の妹はいつも以上に全身から可愛いが溢れ出ていた




そんな妹を、あんなヤギ野郎に1日独り占めさせるわけないだろ…




ギリギリまで笑顔で手を振りながら見送り、Aが出ていってから爆速で部屋に戻る




そして服を着替え、帽子やマスクなどを身に付け、スマホや財布などの必要最低限の物を入れたショルダーバッグを肩にかける




そして最後に、玄関の棚にある鍵とサングラスを持って俺も家を出た




サングラスを首元に引っ掛けながら腕時計を見る、Aと駅や電車で会う訳にはいかないから電車はずらして乗らないとな

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

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