36話 【手料理】 ページ46
禰豆子といる時の笑顔…
『あっ!』
料理の話をして思い出した…
善逸「…?どうしたの?」
『お昼ごはん!』
私は慌てて部屋から出る
『ごめんね善逸!ご飯作ってくる〜!!』
やばい…やばい…善逸が起きたのが嬉しすぎて完全に忘れてた
ーーーーー
台所に着き、かっぽう着を着る
『良かった…今日野菜炒めで』
不幸中の幸い…
手早く丁寧に野菜を炒め、豚肉を少し入れる
そして善逸にお粥を作った
ご飯や味噌汁を食卓に並べる
『皆さんご飯出来ました!遅れてごめんなさい…!』
蟲柱様達がやってくる
蟲柱様「大丈夫ですよ、気にしないで下さい」
私は蟲柱様達に一礼し、お粥と木のスプーンと水の入ったコップが乗ってるおぼんを持ち、善逸の元に行った
『善逸、お待たせ』
善逸「わぁ〜!これAちゃんが作ったの!? 」
『うん、味見するの忘れちゃったから少し味薄いかも』
私は椅子に座り、机におぼんを乗せる
スプーンでお粥を取り『フーフー』と熱くないように冷ます
『はい』
…あれ?
『どうしたの?』
善逸は固まっている…
善逸「お…俺…Aちゃんにあ〜んしてもらえるの!?」
『だって…包帯だらけの手じゃ食べづらいから』
善逸はあわわわしてる
『ごめんね…禰豆子じゃなくて』
善逸がきょとんとする
やっぱり…そうだよね
好きな人が作った料理を好きな人に食べさせて貰いたいよね…
『はい』
善逸が口を開ける
善逸「美味しい!」
『味薄くない…?』
善逸「ううん、とっても美味しい!お粥がこんなに美味しいなら、Aちゃんが作る料理は何でも美味しいね!!」
善逸が眩しい笑顔で言う…
『ありがとう…元気になったらたくさん作ってあげるね』
善逸がまた「イヒヒっ」と笑う
善逸はお粥を完食してくれた
ーーーーー
台所に戻ると食器が洗ってあった、私はお粥に使ったお椀などを洗ってすぐに外に出た
そこには洗濯物を干すアオイが居た
『アオイ〜!』
アオイが振り返る
アオイ「A」
『ごめんね、洗い物…』
アオイ「良いの良いの!A、善逸さんのお世話大変だったでしょ?」
『本当にありがとう』
アオイに「もういいから」と言われ部屋に戻る
ーーーーー
善逸「スースー」
善逸は寝てた…
私は椅子に座り、善逸の頭を撫でる
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alice rose(プロフ) - あいうさん» ありがとうございますm(_ _)m (2021年1月19日 18時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 面白いですね (2021年1月19日 16時) (レス) id: 1883dbefc1 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - あおいさん» そうなのですね、すみません…変えるられるようにしても良かったのですが、設定等でいざこざが出来てしまうので固定にしました、それでもタイトルを褒めていただきありがとうございますm(_ _)m (2020年11月3日 12時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - すごく読みたくなるタイトルで開いてみたら主人公の名字が魔美夜。なんだか感情移入がしにくいかな (2020年11月3日 7時) (レス) id: 777a49a0dd (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - 胡桃さん» コメントありがとうございます。とっても嬉しいです!これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2020年8月30日 14時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:alice rose x他1人 | 作成日時:2020年8月30日 9時