【鬼滅の刃】心が読める…はずなのにな…

28話 【アオイさんの願い】 ページ35

なんて愛らしい人なのだろう…




『恋柱様は何故霞柱様がそんなことをしたのか分かりますか？』




恋柱様「やだ…『恋柱様』だなんて！えっとそうね〜、無一郎君はAちゃんを守りたかったのかしら？それとも…」




恋柱様のお顔がまた赤くなる




恋柱様「一目惚れかしら!?」




『ひ…一目惚れ!?』




恋柱様「ありえない話じゃないわ、Aちゃん可愛いもの」




あんな状況を見て"可愛い"と思うのは恋柱様ぐらいだと思う




恋柱様「とにかく、無一郎君からは好印象だと思うわ！」




恋柱様が桜餅の乗っていたおぼんを片付けようとしていたので、私は立ち上がった




『あっ…ありがとうございました、お話できて嬉しかったです』




おぼんを持った恋柱様も立ち上がる




恋柱様「いいえ〜私も楽しかったわ、またお話しましょうね！」




私は恋柱様にお辞儀をし、蝶屋敷に帰った




ーーーーー
台所で肉じゃがを作る




恋柱様とお話してたこともあり、だいぶいい時間になっていた




急いで完成させ、いつもアオイさんが並べていたように肉じゃがを主役に、ご飯やおひたしや味噌汁を並べた




『皆さん、夕ご飯できましたよ〜!』




「わー！」ときよちゃんが駆けてくる、あとからアオイさん達も来た




全員「いただきます」




私は食べずに皆の顔を伺った




きよすみなほちゃん「美味しーい！」




アオイさん「本当に…こんな美味しい肉じゃが初めて食べました！」




蟲柱様「お料理が上手なのですね」




カナヲ「…美味しい」




『良かったです…！』




皆が「美味しい」と食べてくれて笑顔が溢れる




全員「ごちそうさまでした」




『後片付けも任せてください』




アオイさん「手伝います」




『大丈夫ですよ』




アオイ「いいえ！こんなに美味しいお料理を作ってもらったのに、後片付けをしないなんて出来ません」




『…！ありがとうございます』




私が笑顔で言うと、アオイさんも笑った




ーーーーー
ジャー…バシャバシャ




アオイさん「あの、Aさん…」




『…？どうしました？』




手際よく洗っていたアオイさんの手が止まる




アオイさん「お願いが二つあるのです…！」




なんだろう…？




『どうぞ？』




アオイ「えっと…よ…呼び捨てで呼びたいです…！あと、敬語もなくしたい…」




『もちろん！私もアオイって呼んでいい？』




アオイ「もちろん！」




『それじゃあ二つ目は？』

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