34話 【おかえり…】 ページ44
恋柱様「それはもう脈アリね！私には分かるわ！無一郎君は…………」
『…？』
恋柱様「Aちゃんの事が好きなのよ！」
…はい？
『いえいえいえ！そんなはず絶対ありません！』
霞柱様が私を…す…好き？
惚れる要素なんてどこにもない…ありえない
恋柱様「だって…そんな事を好きな子以外にする？」
『するかもしれません！霞柱様はご自分で「忘れっぽい」と仰っていました、前にもこういうことを誰かにしていたかもしれません！』
恋柱様「そうかしら…でも無一郎君って不思議な子だからありえなくはないわ」
『そうですよ！気のせいです！』
恋柱様は明らかに落ち込まれた…なんか申し訳ない
『そ…それでですね、聞きたかったのは霞柱様のお気持ちじゃなく私の事なんです』
恋柱様は顔をあげ私を見る
『私には気になっている人が居るのです、でもその人には好きな人が居るのです』
恋柱様「まぁ！」
『それで気になるのは…心臓の鼓動が早くなるのはなぜですか？』
恋柱様「心臓の鼓動？」
『はい、その人に助けられたり…距離が近いと…こう…心臓の鼓動が早くなるんです』
恋柱様「恋ね」
…ヘ？…恋？…やっぱり恋なの？
恋柱様「頭では分かっていないけど心は分かっているの、"この人が好き"って…だから心臓が高鳴るのよ」
好き…私は善逸が好き…
じゃあ…何故霞柱様といる時も鼓動が早くなるの？
ただの緊張や恥ずかしいだけかな…
私は霞柱様にも鼓動が早くなることは言わなかった
『今日もありがとうございました』
私は立ち上がりお辞儀する
恋柱様「えぇ、また相談してね！それと…」
恋柱様は立ち上がり私の耳元で言った
恋柱様「誰が好きなのかは心が一番分かってるのよ」
「頑張ってね」と恋柱様が手を振る
蝶屋敷への帰り道で考える
心が一番分かってる…
ねぇ…私の…
『本当に好きな人は…誰？』
ーーーーー
蝶屋敷に着き、台所に行く前に善逸達の様子を見に行った
『ただいま…』
「おかえり…」
うん…台所行こ…
…!?
『えっ!?今、誰返事した!?』
私は善逸のベッドの柵に手をかける
「俺…だよ、Aちゃん」
『…!!善逸！』
善逸が目を開け私を見る
『善…逸…』
涙が溢れる
ごめんね…私のせいで…
スルッ…
ギュッ…
『…!?』
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alice rose(プロフ) - あいうさん» ありがとうございますm(_ _)m (2021年1月19日 18時) (
レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 面白いですね (2021年1月19日 16時) (レス) id: 1883dbefc1 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - あおいさん» そうなのですね、すみません…変えるられるようにしても良かったのですが、設定等でいざこざが出来てしまうので固定にしました、それでもタイトルを褒めていただきありがとうございますm(_ _)m (2020年11月3日 12時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - すごく読みたくなるタイトルで開いてみたら主人公の名字が魔美夜。なんだか感情移入がしにくいかな (2020年11月3日 7時) (レス) id: 777a49a0dd (このIDを非表示/違反報告)
alice rose - 胡桃さん» コメントありがとうございます。とっても嬉しいです！これからもよろしくお願いいたしますm(_ _)m (2020年8月30日 14時) (レス) id: a666e6cc6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：alice rose x他1人 | 作成日時：2020年8月30日 9時
