[僕が/俺が守ります](赤井*安室)

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コナンくんも安室さんも
昴さんも彩加も帰っちゃった。






さっきまで明るかった病室が
一気に静かになった。







喉乾いたから、
飲み物でも買ってこよう。









-自販機の前-




｢何にしようかな？」




オレンジジュースもいいな、

今日はリンゴの気分だから
リンゴジュースにしよう。






？｢あれ？もしかして、
A先生ですか？」




振り向くと、
そこには前の職場だった
小学生の生徒の保護者だった。





｢えっと、たしか…
花凛ちゃんのお父さんですよね？」



花凛ちゃんとは、
クラスに馴染めず保健室登校を
していた小学1年生の女の子。




花父｢覚えてくれていましたか。
A先生お久しぶりです。
こんなところでどうしたんですか？」



｢ご無沙汰しています。
実は数日前階段から落ちてしまいまして。
軽い脳しんとうと打撲だったんですけど。
私ってそそっかしいから
よくドジをするんです(笑)」




気をつけて下さいね

なんて保護者から言われて
これじゃ生徒に示しがつかない
と思ってしまった。





花父｢A先生が入院していたことを
知っていたらお見舞いに
伺いましたのに。
そうだ、よかったらこの
ひまわり受け取って下さい。」




いやいや、悪いよ。





遠慮したが、

"母のお見舞いだから
母にはこっちの果物を渡すから
A先生受け取って下さい"



なんて言われたら
断れずに有りがたく受け取った。





｢ほんとにありがとうございます。
綺麗なひまわりですね。
早速病室に飾りますね。」




看護師さんから花瓶借りよう！！





そう言って花凛ちゃんの
お父さんと別れた。






花父｢ひまわりの花言葉は
"私はあなただけを見つめる"
どんなときでも
あなたを見ていますよ、A先生…」







そう花凛ちゃんのお父さんが
呟いていたなんて、
私には知らなかった。

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