[僕が/俺が守ります](赤井*安室)

30-赤井side- ページ33

-赤井side-







これはある一本の電話から
始まった。








プルルルルルル






｢はい、もしもし。
ボウヤかい？どうした？」





コ｢赤井さん大変だ。
さっき高木刑事から電話があって
Aさんが歩道橋の階段から
落ちて怪我をしたらしい。
米花病院まですぐ来て。」





そういう連絡だった。





Aが階段から落ちた？





Aはたまに危なっかしい
ところはあったが、
さすがに階段から落ちるような
ヘマはするタイプではない。



とにかく米花病院に行くか。








-米花病院-





｢ボウヤ！
Aは無事か？」



コ｢赤井さん…。
Aさんは無事だよ。
階段から落ちたときに
軽い脳しんとうと打撲はあったけど、
命には別状はないみたい。
念の為検査の為1週間は入院が必要だって。
今は薬で眠っているみたい」





そうか、よかった…



Aの身になにかあったらと思うと
自分が自分でいられなくなる。







コ｢赤井さん、ちょっといい？」




｢ああ」




多分Aのことだろう。







コ｢高木刑事たちの話によると、
Aさん誰かから
突き落とされたみたいだよ。」

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