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side→有栖川
隣で爆発音が聞こえた
私も衝撃に負けて吹っ飛ぶ
「黙って聞いてりゃダラッダラよぉ…!
馬鹿は要約出来ねーから話が長ぇ!
要は
「嫌がらせしてぇから仲間になって下さい」
だろ!?
無駄だよ
俺はオールマイトが勝つ姿に憧れた
そこァもう曲がらねえ」
「…お父さん…」
「おいツンデレ
いつまでそうしてやがる
父親がどうしたって?
関係ねえだろ!」
ようやく私は起き上がり
爆豪の方を向いた
「あんたに…あんたに何がわかるの!?
お母さんは私にヒーローになれって言ったのよ!?
でもお父さんは敵で…!!
私は…敵の子供で…」
「だからなんだよ
お前はお前だろうが!!
自分の人生くらい自分で決めやがれ!!」
「!!」
「悲劇のヒロインか!?
そんな柄じゃねえよてめえは!!
いつまでそうしてやがる!!
さっさと決めろやカス!!
敵になるんだったら手加減はしねぇからな!!」
「…ん、そうだね」
「アリス…?」
全員がこちらに注目している
私が
どちら側につくのか
…そんなん決まってる
「ヒーローって嫌い
物語の主人公みたいにキラキラしてるくせに
肝心な時に動けないでヘラヘラして
手が届かなかったら仕方ないって
残された奴ばっかりに優しくして
何もしなかったくせになくなったものに涙して
馬鹿みたい
人を救けるなら警察にもできる
なんなら一般市民にだって可能よ
ヒーローだから許されるとか
ヒーローなのにとか
そんなこと言ってる今の社会が大っ嫌い」
「それなら…」
「でも敵なんて論外よ
言葉で言い表せないくらい最低
だって社会に参加しようともせずに
文句言って人を傷つけて
そんで何も変えられずヒーローに捕まる
馬鹿の極みだわ」
「こいつ、さっきから言いたい放題…」
「まぁまぁ、聞こうぜ
アリスの話を」
「だから変えたいの
ヒーローを
敵を
社会を…!!
私はなりたい
本物の
「A…」
「だから
あなたを倒すよ
お父さん」
「そういうこったクソカス連合!
言っとくが俺たちはまだ戦闘許可解けてねえぞ」
爆豪が悪人面で笑った
どうしてオールマイトに憧れてこんな笑顔になるのか
聞きたいところだが
「はやく帰りたい…眠くなってきた」
「急にいつもの調子に戻んなや
てかてめえ俺よりも寝てたわ」
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名無(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。コメントを読んでいたらいつの間にかガッツポーズしていました…。(笑)とっても嬉しいです!!頑張ります!! (2018年7月3日 18時) (
レス) id: 0fdfaa66b3 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - コメント失礼します……。読み進んでたらいつの間にか泣いてました。びっくり。いいお話をありがとうございます。この作品大好きです！更新頑張ってください！楽しみに待ってます！！ (2018年7月3日 14時) (レス) id: 8b19b439f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無 | 作成日時：2018年4月1日 6時
