>>61 ページ22
side→有栖川
「自分の立場…よくわかってるわね…!
子賢い子!」
「刺しましょう!」
「いや…馬鹿だろ」
「その気がねぇなら懐柔されたフリでもしときゃいいものを…
やっちまったな」
敵が次々に発言していく
そこにさらに爆豪が口を挟んだ
「したくねーモンは嘘でもしねんだよ俺ァ
こんな辛気くせーとこ長居する気もねぇ」
死柄木弔は爆発の衝撃で飛んでいった
顔につけていた手を見ている
そこに黒いモヤが慌ただしく手を伸ばした
死柄木弔はこちらを睨み
「手を出すなよ…おまえら
こいつは…
大切なコマだ」
そう言って落ちた手を拾い
また顔にはめた
「出来れば少し耳を傾けて欲しかったな…
君とはわかり合えると思ってた…」
「ねぇわ」
「仕方がない
ヒーロー達も調査を進めていると言っていた…
悠長に説得してられない
先生
力を貸せ」
死柄木弔は自分の後ろにおいてある
テレビに向かって言った
先生…?
死柄木弔の後ろにまだ何かいるのか…
黒幕ってとこね
「先生ぇ…?
てめェがボスじゃねえのかよ…!
白けんな」
爆豪も同じようなことを思っていたらしい
「黒霧
コンプレス
また眠らせてしまっておけ」
「ここまで人の話聞かねーとは
…逆に感心するぜ」
覆面の男と黒いモヤが動いた
「聞いて欲しけりゃ土下座して死ね!」
「そんな無茶な…」
その時
後ろのドアからノックの音がした
「どーもォ
ピザーラ神野店ですー」
ピザ…?
こんな時に…
しかしピザは来ず
代わりに左側の壁からオールマイトが来た
「何だぁ!!?」
「黒霧!ゲート…」
敵がワープで逃げようとするが
ヒーローの個性で木が絡まった
他にも小さなおじいちゃんが敵の顔に1発蹴りを入れていた
すごいおじいちゃん
「もう逃げられんぞ敵連合…
何故って!?
我々が来た!」
扉からもピザーラを名乗ったであろうヒーローや
特攻部隊的な人たちが入ってくる
外もヒーローや警察が包囲しているらしい
「怖かったろうに…よく耐えた!
ごめんな…もう大丈夫だ
少年少女!」
爆豪は少し安心したような
なんだか微妙な顔をして
「こっ…
怖くねえよ
ヨユーだクソッ!!」
オールマイトは親指を立てていた
「せっかく色々こねくり回してたのに…
何そっちから来てくれてんだよラスボス…
仕方がない…
俺たちだけじゃない
…そりゃあこっちもだ
黒霧
持って来れるだけ持って来い!!!」
死柄木弔が叫んだ
恐らく脳無のことを言っているんだろう
続く
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無(プロフ) - もちさん» ありがとうございます。コメントを読んでいたらいつの間にかガッツポーズしていました…。(笑)とっても嬉しいです!!頑張ります!! (2018年7月3日 18時) (
レス) id: 0fdfaa66b3 (このIDを非表示/違反報告)
もち(プロフ) - コメント失礼します……。読み進んでたらいつの間にか泣いてました。びっくり。いいお話をありがとうございます。この作品大好きです！更新頑張ってください！楽しみに待ってます！！ (2018年7月3日 14時) (レス) id: 8b19b439f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：名無 | 作成日時：2018年4月1日 6時
