―31―青い世界と赤い心 ページ31
私たちは無事(?)集合し、赤司くんと待ち合わせているスカイツリーに行く事になった
小「あれ赤司じゃね?おーい赤司ー!」
赤「待たせてすまない。せっかくだし、上っていく?」
『いいね、上りたい!』
由「Aが行きたいなら行くわ」
赤司くんとも合流して、みんなで観光を楽しむ
なんだかんだ私もはしゃいでいた
赤「A、ちょっといいかな」
『どうしたの?』
スカイツリーの頂上の展望台に着き、皆それぞれ景色を眺めていると赤司くんに話しかけられた
赤「近くに水族館があるみたいなんだ。良かったら一緒に行ってみない?」
『うん!行ってみたい!皆に言わないと――』
その時、赤司くんに手を掴まれた
赤「Aと2人きりで行きたいんだ。ダメかな?」
『へ!?あ、い、いいけど……//』
赤「ありがとう。今のうちに行こう?」
そう言うと、赤司くんは私の手を握ったまま歩き出した
『みんなに行くって言わなくていいの……?』
赤「後で連絡しておけば大丈夫だよ」
由「A!?どこ行くの!?」
玲「!」
由良に私たちがエレベーターに乗るところを見られた
でも、追ってこようとする由良を実渕先輩が制止して、まるで察したかのようにウインクした
実渕先輩、空気読みすぎて頭が上がらないよ……
*
赤司くんと握ってる手が熱い
心臓がいつもより早いのが分かる
私、手汗とかかいてないかな……;;
赤「A、見て。綺麗だね」
『わぁ……!』
ずっと下を向いてたから気付かなかったけど、目の前には一面の青い世界が広がっていた
赤「思っていたより大きい水槽だね」
『うん、びっくりした……綺麗……』
色とりどりの魚たちが泳いでいる
水族館なんて、何年ぶりだろう
赤「本当は、Aと2人きりで来たかったんだ」
『え?』
赤「家に招く予定だったんだけど、都合が変わってしまってね。でも、こうして2人きりになれて良かった」
『そ、そうだったんだ』
やっぱり赤司くんといると緊張する
心臓がドキドキして落ち着かない
こういう時、何て言えばいいんだろう
『赤司くんって、私のどこが……その……好きなの?』
館内は薄暗くて顔がよく見えない
でも、赤司くんの握る手が少し強くなった気がした
赤「そういえば話していなかったね。Aを初めて見たあの日のこと――」
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みかん(プロフ) - ゆな子さん» まさか、知らないうちににゃんこ大戦争ネタが混じってたンスか!?((黄瀬風(笑)コメントありがとうございます!!ちゃんと可愛い赤司様になってたみたいで良かったです(泣) (2019年8月23日 11時) (レス) id: 7906a9a948 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな子(プロフ) - 無性に『にゃんこ大戦争』を思い出したのだよ。((緑間風 赤司様様可愛いです// (2019年8月23日 10時) (レス) id: 590d5b732c (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» いつまでもリプ返す私もいけないんですけどwwおやすみなさい(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
アンズ(プロフ) - ありがとうございます!今度こそほんとに落ちますね(笑) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 7c15717d35 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - アンズさん» 夜分遅くにこちらこそありがとうございます!遊びに行かせていただきます(^^) (2019年6月17日 23時) (レス) id: 316c9723b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みかん | 作成日時:2019年5月9日 13時