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「じゃあ、やってみる。」
地図に向かって杖を振ろうとしたAはあることに気付いた。
「ねえ私のこの杖、闇の魔術とは相性が悪いの。もしこの杖でホムンクルスの術を使ったら杖の忠誠心が他所へ行ってしまうかも....」
「その時はその時だろ。何とかなるさ。」
あっけらかんとした様子のジェームズ。それもそうね、とAは地図に向かって杖を振った。
「やったぞ！成功だ！」
「やるじゃねえかリーラ。」
「ほらね、君ならできるって信じてた。」
無事に地図上に城内にいる全ての人物の名前が動き始めた。その後リーマス、ピーター、シリウス、そしてジェームズが交代で地図に杖を振り、シリウスとジェームズの2人がセブルス避けの呪文を追加で唱える。
リーマスは眉を顰めてその様子を見ていたが、結局何も言わなかった。
「プロングズの透明マントに忍びの地図！
これでイタズラし放題じゃねえか！」
「シリウス？忘れてるかもしれないけどここに監督生がいるんだからね。」
Aはポンっとリーマスの両肩を叩き、それからシリウスの前に押し出した。
「り、リーラ、」
「いい？お優しいリーマスは貴方達に言えないみたいだから代わりに言うけど！」
いいよ、と自分の袖を引っ張るリーマスに気付かないフリをしてAは続ける。
「貴方達のイタズラは度が過ぎてるの！もうちょっと控え目にしてくれない？例えば、フィルチの事務室に鼻食いつきティーカップを置くとかだまし杖をプレゼントするとか！」
一瞬教室が静まり返り、それからシリウスが吠えるように笑い始めた。
「お前っ、本気か？あのフィルチにだまし杖って.......！」
「そうだよリーラ、アイツはスクイブだぞ？いや、だからこそか。.....そうか！リーラ君天才だよ。早速次のイタズラが決まったな！」
腹を抱えて笑い合う2人。Aは余計に2人のイタズラ精神に火をつけたのではないかと隣に立つリーマスを申し訳なさげにちらりと見た。
「うーんあの杖、確か魔法をかけようとするとブリキのオウムに変わっちゃうんだよね？」
「そうよ。それかゴムの鱈。」
ごめん。と呟いたAにリーマスはいたずらっ子のような顔で言った。
「それじゃあフィルチは
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夢しずく - usagiさん» お返事ありがとうございます！いえいえ、この作品に最後まで付き合わない人が居ますか？いいえ居ません← もちろん読みにきますよ！それに4時間以上の価値があったのでお気になさらず。これからも頑張ってくださいね (2020年4月9日 16時) (
レス) id: 626b9c2144 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 夢しずくさん» 夢しずく様、はじめまして。そう言っていただけて凄く嬉しいです！それに、貴重な4時間をこの作品のために.......！本当にありがとうございます！是非、最後まで御付き合いよろしくお願い致します＊ (2020年4月9日 15時) (レス) id: 738c4a8002 (このIDを非表示/違反報告)
夢しずく - はじめまして、こんにちは。とっても面白いお話です……！リーマスが可愛すぎてヤバいです！あなたの文才を分けてください……。 あ、面白かったので4時間くらいかけて最初から最後まで読みましたww 更新頑張ってください！！ (2020年4月9日 3時) (レス) id: 626b9c2144 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - いっちゃんさん» そんな！嬉しいです、ありがとうございます。是非、ボードの方で語りましょう。 (2020年4月8日 15時) (レス) id: 738c4a8002 (このIDを非表示/違反報告)
いっちゃん(プロフ) - usagiさん» 私もusagi様の物語がどれも文才で魅力がありすぎて素晴らしい作品だと思います。これからもusagi様とハリポタについて語りたいです。笑 (2020年4月7日 23時) (レス) id: 5135df06ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年3月26日 10時
