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そうこうしているうちに2年が経って、僕達は4年生になった。ジェームズ達は相変わらずセブルスをいじめて楽しんでいたし、僕は相変わらずそれを止められなくて後から彼に頭を下げて謝る日々が続いた。
彼は''分かっているからいい。''と言ってくれたけど、僕は申し訳なさに胸を押し潰されそうだった。Aやエバンズが傍にいる時は、彼女達が率先してジェームズ達を止めていたんだけど彼はそれを良く思っていないみたいだった。自分はなんて弱虫なんだろうって、そんな風に思ってしまうんだって。だから、もっともっと強くなりたいって。怪しげな本を読みながら言ってた。
強くなりたいのは僕も同じだから頷きながら聞いていたんだけど、彼の求める''強さ''は僕の求める''強さ''とは何だか違っているような気がした。
「ねえセブルス、僕憧れている人がいるんだ。」
「憧れている人？」
その日も僕達はいつもと同じように、禁じられた森の少し奥にある大きな木の根元に座って話をしていた。
「その人はすごく強くて、自分が正しいと思ったことは絶対に曲げない、ダメなものはダメだって、はっきり言える人なんだ。僕は知っての通り、駄目だと分かっていてもそれを言うことの出来ない臆病者だからね。」
「別にお前が止めたところでアイツらはやめない。止めても止めなくても同じだ。」
「でも不思議なことにその人が言うと、彼等は考えを変えるんだ。本当に不思議だよ。一体どんな魔法を使っているのか教えて欲しいくらい彼女は.......あ。」
セブルスは慌てて口を閉ざしたリーマスを鼻で笑った。初めて会った時から何となく分かっていたので今更驚きはしないし、予想が的中したことが面白くて仕方が無かった。
「Aだろ？知ってた。だって、お前何かある度にアイツの名前出すからな。」
「まさか！」
まさかバレていたなんて、リーマスは余りの恥ずかしさに赤面した。そんなに分かりやすいくらい彼女の名前を口にしていたんだろうか？今後は気を付けなければ。
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usagi(プロフ) - 哀羅さん» 哀羅様。はじめまして、コメントありがとうございます。ルーピン先生とても魅力的な方ですよね.......その魅力をどうやって文字に起こすか、常に考えながらこの作品を書いております。更新はスローペースですが完結までお付き合い頂けると幸いです＊ (2020年10月27日 6時) (
レス) id: 65ea0692b5 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - お初お目にかかります。ルーピン先生！私も一番大好きな人なんです。嬉しいです！今更ですが、一作目からゆっくり読ませてもらってます。 (2020年10月25日 19時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - つくもがみさん» つぐもがみ様、いつもありがとうございます＊ (2020年2月24日 17時) (レス) id: a60327fc69 (このIDを非表示/違反報告)
つくもがみ - いつも楽しく読んでます！！更新、頑張ってください！！ (2020年2月24日 16時) (レス) id: 5f5a117b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年2月1日 0時
