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根暗な人だと思っていたけど魔法薬について説明してくれる彼は輝いていて、もしかするとこの人は自分を出せる居場所が見つかっていないだけなのかもしれないと思った。ホグワーツに入学する前の僕みたいに。
「よし、できた。
セブルス、見てくれるかな。」
「.......ああ。」
彼は相変わらず素っ気なくて冷たかったけどレポートの隅々に訂正を入れてくれて、お陰で僕は苦手な魔法薬学で初めて良い評価を貰うことが出来た。
彼と過ごしたのはほんの数時間、交わした言葉は多くはなかったけど彼をもっと知りたいと思うのには十分だった。
「やぁ、セブルス。
あ、ごめん、ただ僕君と話がしたくて.......。」
僕が個人的に彼に話しかけたのは、それから数日後。
彼はまるで死人を見るような目で僕のことを見て、それから''何の用だ。''と冷たく言い放った。
特に用はなかったんだけど、どうしても話がしたかった。適当な理由をつけて腰掛けたら彼は何か言いかけたけど、結局何も言わず読んでいた本に目を落とした。
「それ、上級魔法薬って、6.7年生用の教科書だよね.......？見て分かるの？」
「.......こんなの簡単だ。それに、教科書は間違いだらけで全く参考にならない。」
「僕、魔法薬の調合は苦手なんだ。君は確か、得意だったよね。Aから聞いたよ。」
「Aから？あいつが僕の話を君に？」
「うん、そうだよ。いつもこっそり教えてくれるんだ。」
セブルスは少し驚いた様子だった。彼女が自分と仲良くしていることを、まさか他人に話しているとは思わなかったのだろう。けれどそれと同時に、Aの名前が出た瞬間彼の表情が少しだけ緩んだのを僕は見逃さなかった。
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usagi(プロフ) - 哀羅さん» 哀羅様。はじめまして、コメントありがとうございます。ルーピン先生とても魅力的な方ですよね.......その魅力をどうやって文字に起こすか、常に考えながらこの作品を書いております。更新はスローペースですが完結までお付き合い頂けると幸いです＊ (2020年10月27日 6時) (
レス) id: 65ea0692b5 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - お初お目にかかります。ルーピン先生！私も一番大好きな人なんです。嬉しいです！今更ですが、一作目からゆっくり読ませてもらってます。 (2020年10月25日 19時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - つくもがみさん» つぐもがみ様、いつもありがとうございます＊ (2020年2月24日 17時) (レス) id: a60327fc69 (このIDを非表示/違反報告)
つくもがみ - いつも楽しく読んでます！！更新、頑張ってください！！ (2020年2月24日 16時) (レス) id: 5f5a117b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年2月1日 0時
