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「おはようリーラ、朝から.......元気だね。」
「ちょっ、助けてリーマス！」
某日、朝食をとるために大広間に向かっていたリーマスは慌ただしい足音に振り返った。のんびり挨拶をしている暇は無いのか、随分と焦った様子のAに手を引かれる。大広間をあっけなく通り過ぎて空き教室へ。
さよなら、僕の朝食達。
「どうしたの？そんなに慌てて.......。」
「シリウスが朝から猫になれってうるさいのよ！
全くあのバカ、何考えてるんだか。」
「そういえばシリウス最近ずっと言ってるよ、リーラは猫でいた方が可愛いからずっと猫のままいればいいのにって。」
信じられない。アニメーガスハラスメント、いや、アニハラだアニハラ。猫でいた方が可愛いですって？全く失礼にも程がある。分かりやすく不快な表情をするAにリーマスは苦笑した。
「ただ猫になれって言うだけならまだしも、よく分からないものを手に持ってるのよ！あれは.......」
「おい！リーラ！お前何逃げてんだよ！」
バンッ、と空き教室の扉が開きシリウスが入ってきた。2人の視線は何かを握るその手元に集中する。
Aは慌ててリーマスを盾にするようにして後ろに隠れると、背中越しに様子を伺った。
「シ、シリウス、それは？」
「おっ、リーマスこれか？
これは俺が作った猫じゃらしだ。
しかもこれ、ただの猫じゃらしじゃないんだぜ？」
「.......馬鹿じゃないの」
「おい、いいから早く猫になれ。
俺は猫ちゃんと遊びたいんだよ。」
「ぶっ。」
「猫ちゃんですって？ちょっとやめてよ、貴方が猫ちゃんって、ねえ、リーマス？」
シリウスが猫じゃらし片手に、大真面目な顔で言うもんだからリーマスが笑いを堪えきれる訳もなく。Aはそんなリーマスの肩をばしばしと叩き笑い転げていた。
ホグワーツ1の色男が猫じゃらしを持っているだけでも面白いのに''猫ちゃん''なんて言うもんだからもう爆笑ものである。当の本人は全く面白くなさそうだが。
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usagi(プロフ) - 哀羅さん» 哀羅様。はじめまして、コメントありがとうございます。ルーピン先生とても魅力的な方ですよね.......その魅力をどうやって文字に起こすか、常に考えながらこの作品を書いております。更新はスローペースですが完結までお付き合い頂けると幸いです＊ (2020年10月27日 6時) (
レス) id: 65ea0692b5 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - お初お目にかかります。ルーピン先生！私も一番大好きな人なんです。嬉しいです！今更ですが、一作目からゆっくり読ませてもらってます。 (2020年10月25日 19時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - つくもがみさん» つぐもがみ様、いつもありがとうございます＊ (2020年2月24日 17時) (レス) id: a60327fc69 (このIDを非表示/違反報告)
つくもがみ - いつも楽しく読んでます！！更新、頑張ってください！！ (2020年2月24日 16時) (レス) id: 5f5a117b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年2月1日 0時
