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2years later.
その日は突然やってきた。
ホグワーツでの生活も4年目となったある週末、Aがいつものように1人、部屋でアニメーガス習得のための練習をしていた時だった。
───え？
みるみる間に低くなっていく視界と若干の動きずらさ。
何事だと自分の身体を見たAは、あっと声を漏らした。まさか、まさか本当に。慌てて部屋を飛び出して談話室へ。丁度、談話室にはソファーで居眠りするシリウス以外誰も居なかった。
「.......ん、なんだよくすぐってえな。」
気持ち良く昼寝していたシリウスは顔に当たる何か、の存在に目を覚ました。お腹の上に感じる心地の良い重さ、捲れ上がったブラウスの下の肌に触れるふわふわとしたもの。
「お前誰の猫だ？」
「にゃあ」
見れば、お腹の上にいたのはまるでぬいぐるみ人形のような猫だった。青い瞳に流れるような長毛、触れればその毛並みは柔らかくて滑らかで、猫にしては顔が整いすぎているように見えた。こういう高級感に溢れる猫はマグルで言う貴族が飼っているものなのではないだろうか。
でもどうしてそんな猫がここに？
「よいしょ.......っと。お前意外と重いのな。
.......おいおいそんなに怒んなって。」
人間の言葉が理解できるのか、その猫は目をつり上げ毛を逆立たせる。宥めるように、上体を起こして膝の上に座らせもう一度撫でてやろうと手を伸ばしたその時、男子寮のドアが開いた。
「あっ、おい、見ろよお前ら！
この猫誰のだと思「うわああああああ」
「ごめんシリウス僕達そんなつもりじゃなかったんだ！邪魔してごめん！」
「シリウス、そういう事なら早く言ってくれよ！僕らはまだ何も聞かされていないぞ。」
何故か自分を見るなり慌てふためくピーター、リーマス、ジェームズの3人。
それと共に、膝の上に全然心地よくない重さが。
何事かと猫に視線を戻したシリウスは絶句した。
「お前らなに叫んで.......はあっ？！！」
「ちょっとどこ触ってんのよ、この変態！」
「いや、さっきまで猫が.......は？お前なにやってんだ？！！！」
膝を跨いで座っていたのは猫、なんかじゃなく人間。
先程の猫と同じ蒼色の瞳を持った少女、A・Aだった。
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usagi(プロフ) - 哀羅さん» 哀羅様。はじめまして、コメントありがとうございます。ルーピン先生とても魅力的な方ですよね.......その魅力をどうやって文字に起こすか、常に考えながらこの作品を書いております。更新はスローペースですが完結までお付き合い頂けると幸いです＊ (2020年10月27日 6時) (
レス) id: 65ea0692b5 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - お初お目にかかります。ルーピン先生！私も一番大好きな人なんです。嬉しいです！今更ですが、一作目からゆっくり読ませてもらってます。 (2020年10月25日 19時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - つくもがみさん» つぐもがみ様、いつもありがとうございます＊ (2020年2月24日 17時) (レス) id: a60327fc69 (このIDを非表示/違反報告)
つくもがみ - いつも楽しく読んでます！！更新、頑張ってください！！ (2020年2月24日 16時) (レス) id: 5f5a117b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年2月1日 0時
