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「おはようセブルス」
「ああ.......。」
翌日、セブルスは昨日と同じように図書館の隅の壁際の席に居た。待っていた声に顔を上げた彼は、彼女の隣に居る見覚えのある顔に身構えた。緩んでいた眉間に縦皺が刻まれる。
「やぁ、セブルス。突然お邪魔してごめんね。
僕はリーマス、Aから君が魔法薬学のレポートを手伝ってくれるって聞いて.......。」
「リーマスも魔法薬学が苦手なの。
朝、レポートが書けなくて悩んでるのを見かけたから連れてきちゃった。」
ああ、そうだリーマス。リーマス・ルーピン。
コイツもアイツらの仲間じゃないか。直接虐められたことは無かったが、見て見ぬふりを続けているのはなんともいけ好かない。Aは一体どんな気持ちでこの男を連れてきたのかと、セブルスは向かいに腰かけリーマスと楽しそうに話す横顔を見た。
「ごめん。僕はいない方が良かったかな？」
「そんなことないわよ。ね、セブルス。」
「......レポートはどこまで書いたんだ。」
リーマスは尚も自分に疑わしげな視線を送ってくるセブルスにたじろいだ。
自分は彼等がセブルスにしていることをいつも止められなかったし、彼はそれをよく知っている。
だから良い印象を持たれていないのは百も承知だった。
それでも今日ここに来たのは、彼らになんと言われようとセブルスと友達になったAに感化されたからだ。
リーマス自身、本当は努力家なセブルスを尊敬していたしAから聞いた話で彼が心優しい人だということは知っていた。
だから、1度話してみたかったのだ。Aがあそこまでして友達になりたがったセブルスは一体どんな人なのか、純粋にそれが知りたかった。
「おい、ルーピン。」
「驚いたな、僕の名前知っていたんだね。」
「なんで白紙なんだ？」
「私と同じじゃない！」
セブルスはリーマスが広げた羊皮紙を見るなり目を剥いた。何なんだこいつらは。やる気が微塵も感じられない。一瞬の呆れ顔の後、自分の羊皮紙をリーマスに差し出す。
「えっ、いいの？」
「丸写しはダメだからな。
それで、Aはちゃんと書いてきたのか？」
「頑張ったんだから......」
リーマスは差し出された羊皮紙を受け取り、癖のある読みにくい字を必死で読もうとする。
その傍らで、Aは朝方までかけて書き上げたレポートをセブルスに手渡した。
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usagi(プロフ) - 哀羅さん» 哀羅様。はじめまして、コメントありがとうございます。ルーピン先生とても魅力的な方ですよね.......その魅力をどうやって文字に起こすか、常に考えながらこの作品を書いております。更新はスローペースですが完結までお付き合い頂けると幸いです＊ (2020年10月27日 6時) (
レス) id: 65ea0692b5 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - お初お目にかかります。ルーピン先生！私も一番大好きな人なんです。嬉しいです！今更ですが、一作目からゆっくり読ませてもらってます。 (2020年10月25日 19時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - つくもがみさん» つぐもがみ様、いつもありがとうございます＊ (2020年2月24日 17時) (レス) id: a60327fc69 (このIDを非表示/違反報告)
つくもがみ - いつも楽しく読んでます！！更新、頑張ってください！！ (2020年2月24日 16時) (レス) id: 5f5a117b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年2月1日 0時
