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「なあ、シリウス。
ここでこんな事を言うのはどうかとも思うけど.......。
君は、純血主義を強要するこの家系が嫌いだ。って、前に僕に話してくれただろ？君が今Aに言っていることは、君が1番嫌いなことと同じだ。」
「.......言われなくても分かってるっつーの。」
「ジェームズ、もういいから。」
皆がシリウスを責めるような空気になっていることがどうしても耐えられず、Aは思わず口を挟んだ。大体、自分とシリウス2人で始めたことなのだ。それに、こうなる事が分かっていたのに堂々と行動してしまった私も悪い。
「ごめんシリウス。でも、誤解しないで欲しいの。
私は貴方達の事を大切な仲間だって、勝手にそう思ってる。それはセブルスと仲良くしようが誰と仲良くしようが決して変わらないわ。それに、スリザリン生と仲良くしたからって私は私。純血主義には反対よ。」
「勝手じゃなくて、仲間だろ。」
「え？」
「あー、もうマジお前見てるとイライラする。」
まだ腹を立てているようにも見えるシリウスだったが、本当は意地を張っているだけだった。
ただ、悔しかったのだ。ジェームズに正論を言われてしまったことが、自分が間違っていると認めることが。
「じゃあ、ほら、仲直り。」
「あ？」
「ほら、シリウス。手、出して」
中々手を出そうとしないシリウスに痺れを切らしたAは半ば強引にその手を握った。
本当に素直じゃないんだから、なんて意地を張ったままの不貞腐れた顔を見て思わず笑いそうになる。
「おっ、仲直りだね。これにて一件落着ということで！
さあ、リーマスそんな所に突っ立っていないでここに座りなよ。」
「あ、うん、そうだね。」
「じゃあリーマスが帰ってきた事だし.......あの話、する？」
「.......あの話って？」
「俺から話す。」
Aの言葉に首を傾げたリーマスに一同の視線が集まる。まさかこれから語られる''あの話''によって、 また一悶着起ころうとは。
＿＿＿一体誰が予想していただろうか。
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usagi(プロフ) - 哀羅さん» 哀羅様。はじめまして、コメントありがとうございます。ルーピン先生とても魅力的な方ですよね.......その魅力をどうやって文字に起こすか、常に考えながらこの作品を書いております。更新はスローペースですが完結までお付き合い頂けると幸いです＊ (2020年10月27日 6時) (
レス) id: 65ea0692b5 (このIDを非表示/違反報告)
哀羅(プロフ) - お初お目にかかります。ルーピン先生！私も一番大好きな人なんです。嬉しいです！今更ですが、一作目からゆっくり読ませてもらってます。 (2020年10月25日 19時) (レス) id: 11aacecd07 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - つくもがみさん» つぐもがみ様、いつもありがとうございます＊ (2020年2月24日 17時) (レス) id: a60327fc69 (このIDを非表示/違反報告)
つくもがみ - いつも楽しく読んでます！！更新、頑張ってください！！ (2020年2月24日 16時) (レス) id: 5f5a117b2a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2020年2月1日 0時
