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「ちょっと、これはさすがに…」
「ふむ、なかなか悪くない。」
「よく似合っておるのう、」
今の状況を軽く説明すると
スネイプによって調合された
訳の分からない薬を飲まされ
私は約2歳ほど若返ったのである
顔も何故か別人へと変化していて、
「瞳は＿＿Aのままじゃのう。」
「冗談で言ったのに、まさか本当に
こんなことになるなんて…」
鏡に映った自分の姿に若干引きつつ
私はくるりと回ってみせた
羽織っているのはスリザリンのローブ
どうやら私は、本当に
DADAの授業を受けることが出来るらしい
「よく似合っておる。
リーマスにはわしから
適当に説明しておるからのう
何も心配せんで良いぞ。」
ダンブルドアも何故かノリノリで
その浮ついた顔を張り倒したくなったが
ここは大人しく我慢することにした
「この薬の効果は一週間だ。」
「え、私一週間もこの姿なの？」
「バレるまい。」
めちゃくちゃ不安なんですけど、と
鏡に映った自分の姿に溜息を零しながらも
私は渋々校長室を後にした
「久しぶりのご対面だな。」
「緊張しすぎて吐きそう」
「心配しなくても奴は今
君の事など眼中になかろう。」
自分で仕向けたこととはいえ
改めてその事実を聞かされると心が痛む
「存分に楽しんでくるといい
が、ボガートには気を付けるように。」
「はーいスネイプせんせ、」
にっこりと微笑めば
彼の強烈なデコピンが額に食らわされる
痛い、痛すぎる
「我輩はこれで失礼する。」
ジンジンと痛む額を押さえる私を
涼しい顔で一瞥すると
彼はそのローブを翻し
去って行ってしまった
DADAの教室の前で
どうしていいか分からず立ち竦む私
前まで何度も通ったこの道も
彼の部屋へと続くこの教室も
今はなんだか、知らない場所みたいで
「もしかして、君かな？
新しく転入してきたって子は。」
久しぶりに聞いたその声に
心臓がドクドクと脈を打つ
ゆっくりと振り向けば
そこに立っていたのは
くたびれた笑みを浮かべた彼だった
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usagi(プロフ) - 弐七さん» 有難う御座います、凄く嬉しいです。是非、最後まで楽しんでいただければと思います：) (2019年12月8日 12時) (
レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
弐七(プロフ) - あーーー！！！もう！！このシリーズ読んで何回泣いたんでしょうか…。もう、もう、言葉が出ないほど甘くて、切なくて、二度ほど読むのを止めたくらいです（笑）。でも本当に心がぐっと掴まれる作品だと思います。最終章楽しみです。もう待ちきれません。 (2019年12月6日 22時) (レス) id: c70bc84ad6 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - エマさん» 有難う御座います、次の更新は12月の中旬になってしまいますが実習を無事に終えて必ず戻ってきますので！二人の結末を最後まで見届けて頂けると嬉しいです：) (2019年12月1日 15時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - 梨音さん» コメント有難う御座います、2人の結末がどうなるのか、一緒にしっかりと見届けましょう！ (2019年12月1日 15時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - no nonさん» いつも有難う御座います！二人がどんな結末を迎えるのか、最後まで見届けて頂けると嬉しいです：) (2019年12月1日 15時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年11月26日 22時
