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───3月
「あー、やばい腰が完全に逝った…」
「ほら、早く着替えてA。」
貴方のせいなんですけど、と
Aはブラウスのボタンを止める
ルーピンの姿を眺めていた
外はもう真っ暗で
確か昼過ぎに彼とベッドに入った筈なんだけどな
などと、そんなことを思っていながら
「無理、動けない、
リーマス、抱っこ」
「え、なんだって？」
聞こえないな、とすっとぼけた
ルーピンにAは枕を投げつける
「やった、10点！」
「A、私を的当ての的にするのはやめてくれ
君が的にしてもいいのはシリウスだけだ。」
それはそれで
色々違う気がするんですけど、と
的扱いされるシリウスを哀れんでいると
急に頭から甘い匂いがする
何かがかけられ
Aは前が見えなくなる
これは、ルーピンのローブだ
「＿＿早く服を着るんだA。」
ルーピンは無理矢理Aに
ワンピースを着せると
その身体を抱え上げ
ソファまで連行する
「リーマス、何をそんなに急いでるの？」
「忘れたのかい？
今日は校長主催の飲み会があるんだ。」
「え？今日だっけ？」
最悪、とAは頭を抱えた
何が最悪ってこの状況だ
ルーピンは元気に見えるものの
やはりまだ怠さが残るのか
少し疲れた顔をしているし
私は私で完全に腰がやられてるし＿＿
職員の飲み会となれば
絶対にあのムカつくほど端正な顔立ちをした男と
古狸に、嫌という程からかわれるに決まってる
「無理、私今日は飲めない、」
「私もだよ。」
ルーピンは肩を竦めるとローブを羽織った
Aはそんなルーピンを横目に
ソファに倒れ込む
「行かないっていう選択肢は？」
「ないと、思うな、
それに初めから君に選択肢なんてないよ。」
所謂強制参加、
あの古狸覚えてろ、と
Aはまだ痛む腰をさすりながら
ルーピンと共に部屋を出て
三本の箒へと向かったのだった
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usagi(プロフ) - ひよりさん» ここまで御付き合い頂き有難う御座います、次章更新まで暫くお待ち下さい：) (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - たくさんの更新嬉しいです(^ ^)甘々も最高でしたが次章からも楽しみです！ (2019年11月17日 20時) (レス) id: fc06e52f97 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - no nonさん» 嬉しいです、有難う御座います！今後も御付き合い頂けると幸いです：) (2019年11月17日 10時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - このお話を最近から読み始めたのですが…ホントに面白いです。今までの伏線からどのような展開になっていくのか…気になって気になって仕方ないです。更新楽しみにしてます(*´`*) (2019年11月17日 8時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年11月16日 0時
