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「あの男まじでなんなの？！
天然タラシもいい加減にしなさいよ
何他の女にチョコ貰って喜んでんのよ
あー！！！ほんっとムカつく！！」
「おやおや、随分とご立腹のようじゃのう。」
Aとは対照的な穏やかな口調に
振り向けばそこに立っていたのは
ダンブルドアだった
「おじいちゃん、
リーマスが最低なのよ、」
「彼は、誰にでも優しい所が利点じゃが
それが仇となったようじゃな。」
「男性は女性に比べて察する能力が
優れていないからね。」
「え、シリウスいつからそこに…」
「ずっとワシの後ろにおったんじゃがな
成程、ワシが大きくて見えなかったわけだ。」
シリウスに聞かれたのは、まずい
Aは曖昧に笑うとその場を立ち去ろうとした
「おやおや、どうして逃げるんだ
話を聞かせてもらおうじゃないか。」
が、直ぐにシリウスに首根っこを掴まれ
結局校長室へ連行される羽目になってしまった
「成程、リーマスが君の気も知らずに
生徒に貰ったお菓子を嬉しそうに食べていたと。」
「そうよ、信じられる？
あの人私に向かって機嫌悪いね、
って言ったんだから！
誰のせいで機嫌が悪いと思ってんのよ…」
リーマスらしいな、とシリウスは笑うと
紅茶に口を付けた
ダンブルドアも、若いのう、等と
茶化すように笑っている
「二人とも私は真剣なの、
これは、大問題よ」
「仕方が無いだろ、そんな彼を選んだのは君だ
大人しく私の所へ来ればよかったものを…」
「貴方の所へ行ってたら
今頃涙腺が枯れ果ててたでしょうね」
失礼な、とシリウスは顔を顰める
Aはそんなシリウスをスルーすると
お皿の上に並んだチョコに手を付けた
と、ノックの音と共に扉が開く
入ってきたのは
くたびれたローブと白髪混じりの鳶色の髪
「…」
「おや、君の王子様のお迎えだ。」
Aはコソッと耳打ちしてきた
シリウスの鳩尾に肘を食らわせた
彼は痛そうに呻き声をあげる
「リーマス、急にどうしたのかのう？」
「私の恋人が、
ここに居るんじゃないかと思って…。」
Aはバレないように息を潜め
物陰に身を隠した
「Aと喧嘩でもしたのか？」
あの野郎、とAは
今すぐにでもシリウスを殴りたくなったが
ここで出て行けばバレてしまうので
深呼吸をして自分を落ち着けた
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usagi(プロフ) - ひよりさん» ここまで御付き合い頂き有難う御座います、次章更新まで暫くお待ち下さい：) (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - たくさんの更新嬉しいです(^ ^)甘々も最高でしたが次章からも楽しみです！ (2019年11月17日 20時) (レス) id: fc06e52f97 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - no nonさん» 嬉しいです、有難う御座います！今後も御付き合い頂けると幸いです：) (2019年11月17日 10時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - このお話を最近から読み始めたのですが…ホントに面白いです。今までの伏線からどのような展開になっていくのか…気になって気になって仕方ないです。更新楽しみにしてます(*´`*) (2019年11月17日 8時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年11月16日 0時
