17 ページ17
───某日
｢それで、
何も教えて貰えなかったの
貴方は、どう思う？｣
｢…さあな。｣
｢セブ、私は真面目に話してるの｣
Aはスネイプに
ボガートが人魚に変わったこと、
けれど自分は怖いなどと思ったことが無いことを
思い出したように報告していた
｢ネビルだけじゃなく、まだ我輩を
婦人の姿に変える馬鹿がいるとは＿＿｣
スネイプは私の話よりも
自分が高貴な婦人の姿に変えられた事が
腹ただしくて仕方無かったらしい
ボガートの話題を出した瞬間
分かりやすく機嫌が悪くなりこのザマである
｢彼みたいな優秀な人にまで怖がられてるんだから
貴方ってほんとに人生損してる｣
｢知らん。｣
スネイプは荒々しく動かしていた
羽根ペンをとめ顔を上げた
Aはケーキを食べていた手を止め
そんなスネイプを見つめる
｢お前は本当に人魚が怖くないのかね？｣
｢だから、怖くないって言ってるでしょ
何であんなに儚げで、美しいとしか
形容出来ない人魚を怖がるのよ…｣
｢ただの人魚じゃない、人喰い人魚だ。｣
スネイプの口から出たのは
ルーピンと全く同じセリフ
何故それを、とAはソファから立ち上がった
｢違いが、よく分からないんだけど
＿＿＿教えてくれない？｣
｢自分で調べたまえ、
生憎、我輩は忙しい。｣
｢…意地悪｣
スネイプは態とらしく
すっとぼけた顔でAを見たので
ムカつく、とその額を指で軽く押す
｢自分で調べた方が頭に入る、学習の基本だ。｣
｢こんな所で先生感出さないで、｣
仕方無いので自分で調べるか、と
Aは図書室へと向かったのだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 82人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
usagi(プロフ) - ひよりさん» ここまで御付き合い頂き有難う御座います、次章更新まで暫くお待ち下さい：) (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - たくさんの更新嬉しいです(^ ^)甘々も最高でしたが次章からも楽しみです！ (2019年11月17日 20時) (レス) id: fc06e52f97 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - no nonさん» 嬉しいです、有難う御座います！今後も御付き合い頂けると幸いです：) (2019年11月17日 10時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - このお話を最近から読み始めたのですが…ホントに面白いです。今までの伏線からどのような展開になっていくのか…気になって気になって仕方ないです。更新楽しみにしてます(*´`*) (2019年11月17日 8時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：usagi | 作成日時：2019年11月16日 0時
