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───2月
クリスマス休暇も終わり
暫く経ったその日
Aは闇の魔術に対する防衛術の
授業を覗きに来ていた
理由は、先生をしている彼を
久しぶりに見たくなったから
ただそれだけだ
ちらりと教室を覗けば
何やら楽しそうに列を作り並んでいる生徒達
なるほど、今日の授業はまね妖怪のようだ
「さあ、ロジャー君の番だ。」
ルーピンの声が聞こえたので
皆にしーっ、と合図しながら
こっそりと列に紛れる
「なるほど、君が怖いのはスネイプ先生なんだね。」
その言葉に顔を覗かせれば
箪笥から出てきたのはスネイプだった
途端にどっと笑いが起こり
Aも思わず吹き出してしまう
「.......A？」
「あーあ、バレちゃった」
ルーピンはAの姿に気付くとその頬を緩めた
それに気付いた女生徒達は
面白くなさそうに顔を顰める
「ロジャー、貴方セブが怖いの？」
「A先生！.......だって、」
「大丈夫よ、ネビルもまね妖怪が
セブに変わったから」
ロジャーのその背を撫でるなり
Aはロジャーに何やら耳打ちをすると
ニッコリと微笑んだ
「僕に、できるかな？」
「ネビルにもできたんだから大丈夫よ」
ロジャーは大きく息を吸うと杖を構えた
そして、その杖をスネイプに向けて振る
「リディクラス！」
その声とともにスネイプの姿は
みるみる間に高貴な婦人の姿へと変化した
一気に教室中が笑いに包まれ
ふと視線をずらせば
ルーピンでさえも堪えきれずに吹き出していた
「何笑ってるのよ」
「すまない、どうしても我慢できなかったんだ。」
Aは口を抑えて笑うルーピンの
後ろに手を回すなりその背を軽く殴った
「A先生も、やってみてよ！」
いつの間に現れたのか
その声に視線を戻せば
そこに立っていたのは
満面の笑みでこちらを見つめるロジャー
断ることが出来ず、
Aはロジャーに手を引かれ
箪笥の前へと連れて行かれる
「A先生の怖いものって何なんですか？」
「気になる！」
「私も！」
「さあ、なんだろう？
私も分かんない…」
Aは首を傾げつつ杖を取り出した
「じゃあ、いくよ。」
ルーピンの声と共に箪笥の戸が開かれ
中からボガートが出てくる
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usagi(プロフ) - ひよりさん» ここまで御付き合い頂き有難う御座います、次章更新まで暫くお待ち下さい：) (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - たくさんの更新嬉しいです(^ ^)甘々も最高でしたが次章からも楽しみです！ (2019年11月17日 20時) (レス) id: fc06e52f97 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - no nonさん» 嬉しいです、有難う御座います！今後も御付き合い頂けると幸いです：) (2019年11月17日 10時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - このお話を最近から読み始めたのですが…ホントに面白いです。今までの伏線からどのような展開になっていくのか…気になって気になって仕方ないです。更新楽しみにしてます(*´`*) (2019年11月17日 8時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年11月16日 0時
