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──某日
「あーー課題のない休みって最高ね！」
「出来の悪い課題を採点する我輩の
気持ちにもなって欲しいものだな。」
クリスマス休暇も終盤に差し掛かったその日、
Aはスネイプの部屋で寛いでいた
「みんな一生懸命レポート書いてくるんだから
そんな言い方をするのはやめてよね」
「一生懸命？あれのどこが一生懸命かね、
教科書丸写しの紙切れだ。」
生徒のレポートにケチしかつけないこの陰険教授
自身に実力があるからか
他人に求めるレベルが驚くほど高い
しかし、きちんと書けている生徒には
寮関係なくOをつけるのもまた
この蛇寮寮監陰険教授なのである
「貴方も大変ね、」
「思っても無いことを。」
スネイプはAの言葉に鼻で笑うと
日刊預言者新聞に目を落とす
「ちゃんと思ってるわよ、前セブに失礼な
態度とってたことも悪かったなーって
本気で思ってるし、」
「あの時のお前は、まさか自分が
そんな男の助手になっている等とは
思ってもいないだろうな。」
「でしょうね、」
本当にその通りである、
あの時の自分に教えてあげたい
未来の貴方は、
貴方が反抗してる陰険教授の助手になって、
とんでもなくこき使われてますよって
「……でも貴方の助手になれて
良かったなって思う事の方が多いかな」
「どういうことだ。」
スネイプは新聞から顔を上げAを見つめる
Aは寝転がっていたソファから起き上がると
レポートの積み重なったテーブルの前に向かった
「教授としてのセブだけじゃなくて、
色んなセブを見ることができるから＿＿
あ、もう、皺とれなくなっちゃうから
そんなに眉間に皺寄せないで、」
Aはスネイプの眉間に刻まれた皺を
ぐりぐりと人差し指で押す
「……やめんか。」
スネイプはそんなに嫌がってはいないようだった
その証拠に口ではやめろ、と言いながら
随分と眉間の皺が緩んでいる
「貴方のその顔、すごく好き
生徒の前でもそんな顔してれば怖がられないのに…」
「別に生徒に好かれようとは思っておらん。」
「貴方って変な人ね、」
Aはレポートを退けるとテーブルに腰掛けた
スネイプは一瞬眉を顰めたが見逃してくれるようだ
「お前が知っていてくれたら、それでいい。」
「……え？」
Aは聞き間違えかとスネイプの方を見たが
彼はもうこちらを見ていなかった
変なの、とAはそんなスネイプを見つめる
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usagi(プロフ) - ひよりさん» ここまで御付き合い頂き有難う御座います、次章更新まで暫くお待ち下さい：) (2019年11月17日 22時) (
レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - たくさんの更新嬉しいです(^ ^)甘々も最高でしたが次章からも楽しみです！ (2019年11月17日 20時) (レス) id: fc06e52f97 (このIDを非表示/違反報告)
usagi(プロフ) - no nonさん» 嬉しいです、有難う御座います！今後も御付き合い頂けると幸いです：) (2019年11月17日 10時) (レス) id: 569eb0a44e (このIDを非表示/違反報告)
no non(プロフ) - このお話を最近から読み始めたのですが…ホントに面白いです。今までの伏線からどのような展開になっていくのか…気になって気になって仕方ないです。更新楽しみにしてます(*´`*) (2019年11月17日 8時) (レス) id: de80b1f653 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：usagi | 作成日時：2019年11月16日 0時
