有名イラストレーターは俺の嫁。【urt】

37話　続き ページ41

『7周年のお祝いしたいなって言ったらサムさんが協力してくれたの』

志麻｢もー、心臓に悪いわぁ｣

センラ｢これで志麻くん寿命が10年くらい縮みましたね｣

志麻｢縮みすぎだわ！｣

うらた｢お祝いってことは何かあるんだろ？｣

坂田｢そうなん？｣

ぎゃんぎゃんと言い合いをする2人を横目にわっくんとさかたんが話しかけてきた。

『ちょっとしたパーティーをしたいなって思ってご飯とケーキ、作ってきたの』

坂田｢まじやん！早よ食べよ！｣

うらた｢ちょ、おい坂田！｣

私の後ろにあるテーブルの上に乗ったご飯を見た瞬間に飛び付いたさかたん。さかたんらしいなぁ。

うらた｢全く………。ありがとな、A｣

『ううん、私がやりたかっただけだから』

センラ｢あー、またうらたんとAさんがいちゃいちゃしてるー｣

志麻｢はいはい、センラはこっちなー｣

センラ｢苦しい！絞まってる！首絞まってる！｣

やっぱり騒いでる志麻セン。わっくんも呆れたように見つめている。
その瞳は、今いるここじゃない、どこか遠いところを見ているような気がした。

うらた｢A｣

『なぁに？』

うらた｢俺を、俺達を支えてくれてありがとう。愛してる｣

『わ、私も愛してるよ。………渉』

そう言うと、わっくんは驚いたように目を見開いた。そして私の手を引いてあるきだした。

うらた｢早く行くか。坂田が全部持ってく前に｣

『うん！』



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これからも、浦島坂田船を支える彼を、支えたい。
7周年、おめでとう。

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