有名イラストレーターは俺の嫁。【urt】

36話　7周年おめでとう ページ40

9月7日、時間はまだ早い。
サムさんに協力してもらって、浦島坂田船の4人をとあるスタジオに連れていって貰った。

うらた｢目隠しとっていい？｣

サム｢まだだめですよー｣

センラ｢俺もう寝そうなんやけど｣

志麻｢たえろー｣

私はずっと喋らずにこの様子をただ見ているだけ。さかたんは移動中に眠ってしまったのでスタッフさんに運んでいただいた。

志麻｢坂田が静かなんやけど｣

うらた｢え、もしかして寝た？｣

サム｢となりの部屋に行くんで坂田さん起きてくださーい｣

坂田｢ぅん、おきてる………｣

うらた｢これだめなやつだ｣

笑っちゃいそうなのを口元を抑えてなんとか堪える。皆より先にとなりの部屋へ移動して、サムさんと一緒にクラッカーを構えた。その直後、目隠しをしたままの4人がスタッフさんに連れられて入ってきた。

サム｢目隠しを外してください｣

その一言で目隠しを外した皆が状況を把握する前に思い切りクラッカーの紐を引っ張った。

｢『浦島坂田船7周年おめでとうございます！』｣

センラ｢え？あれ、Aさん？｣

うらた｢なんでここにいんの？｣

志麻｢撮影って聞いてたはずなんやけど｣

坂田｢あれ〜、Aちゃんおはよー｣

さかたん以外の三人は私がいることに驚いているらしい。それもそのはず、私はわっくんよりも後に家を出たから。

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