有名イラストレーターは俺の嫁。【urt】

29話 ページ32

昼寝から目覚めてリビングに行くと見覚えのあるやつがいた。

｢あ、うらたさんおはよー。Aー！うらたさん起きたー！｣

うらた｢いやお前なんでいるんだよ、まーしぃ｣

志麻｢近くでレコーディングだったから晩ご飯たかりに来た｣

うらた｢帰れ｣

本気で帰って欲しい。人の家に晩飯たかりにくるんじゃねぇよ。

『わっくんお客さん用の茶碗出して洗ってー』

志麻｢ほら、Aが良いって言ったんやからええやろ？｣

うらた｢わーったよ｣

まーしぃの側を離れてキッチンへ向かうと、俺には到底無理な早さでキャベツを切るAがいた。

うらた｢おはよ｣

『おはよ、眠れた？』

うらた｢まぁ、多少は寝れたと思うけど｣

『そう、今夜はハンバーグだから』

うらた｢タネは？｣

『成形して冷蔵庫。あとは焼くだけだから』

神かよ。まーしぃ放置して料理してたのか。ある意味すごいと思う。

うらた｢茶碗洗ったけど｣

『拭いてそこ置いといて』

うらた｢わかった｣

いつの間にかフライパンを出していて、既に肉も焼き始めていたA。手際がよすぎて逆に俺が追い付かない。元々出してあった平皿には千切りになったキャベツが盛られていた。

『ウスターソースとケチャップとザラメ出して』

うらた｢………ほい｣

『ありがと、そこの小鍋出して置いといて』

うらた｢これ？｣

『それ。もうすぐ出来るからあっちいってていいよ』

うらた｢わかった｣

飯食って風呂入ってゲームしてまーしぃは泊まっていった。なんでだよ！！！！！

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