18話 ページ20
うらた「A、センラが彼女と一緒にこっちに来てるらしいんだけど、呼んでもいい？」
『センラくんの彼女ってあのクリエイターのスイさん？』
うらた「そうそう。こっちの友達欲しいみたいな話聞いたから、仲良くしてあげれば？」
センラくんとその彼女であるスイさんは、幼馴染で、私達と同様に高校卒業と同時に付き合い始めたらしい。幼馴染から恋人に進展するって少し羨ましい。
『わ、私なんかと仲良くできるかな』
うらた「一般人よりは全然大丈夫だろ。もう連絡したから、あと少しでつくと思う。あ、ちょっとこっち来て」
『なに？』
うらた「流石に人前ではいちゃいちゃできねーから、充電」
私を膝の上に乗せて、緩く抱きしめられた。緩んでしまう頬を気合で持ちこたえる。
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
うらた「あ、来た」
いそいそと私を膝の上から降ろして玄関に向かうわっくんの背中を追いかける。
センラ「こんにちはー。とりさん大分久しぶりなんちゃう？」
『半年くらい、かな』
「センラ、この人がことりさん?」
センラ「せやで。ほら、スイもちゃんと挨拶し？」
スイ「初めましてことりさん、センラの彼女でクリエイターのスイです」
京都出身だと聞いていたが割と普通に喋れるらしい。
『えっと、イラストレーターのことり、です。あと、あの、わっくん……うらたぬきの嫁です。一応』
うらた「ちゃんと嫁だわアホ」
スイ「センラ」
センラ「ん？」
スイ「この二人見てるとなんか和むわ」
センラ「俺的にはスイと一緒にいる時が一番落ち着くで？」
流石に少し恥ずかしい。ので、わっくんの背中に隠れる。
うらた「ごめんな二人とも、こいつ結構ビビりなんだわ」
スイ「でも女の子同士やし、仲良くしたいわぁ」
センラ「とりさん？とりさんさえ良ければの話なんやけど、スイと友達になってくれへん？」
スイさんをぎゅうぎゅうと抱き締めながら言うセンラくん。
『私で良ければ………』
スイ「ほんま？ありがとう！」
こうして私に新たなお友達ができた。
続く
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 598人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
レイナ(プロフ) - Leilさん» コメントありがとうございます!うちのうらたさんはツンとデレの割合がバグってるのでデレのほうが多いですね笑更新頑張りますね！ (2020年6月6日 14時) (
レス) id: 7097d7d88f (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 澪さん» コメントありがとうございます!おそまつさまです。これからも頑張りますね！ (2020年6月6日 14時) (レス) id: 7097d7d88f (このIDを非表示/違反報告)
レイナ(プロフ) - 華美さん» コメントありがとうございます!彼氏にこんなふうに溺愛されたいものですね…… (2020年6月6日 14時) (レス) id: 7097d7d88f (このIDを非表示/違反報告)
Leil(プロフ) - ツンデレたぬきじゃない！デレデレや可愛い！って悶えましたw更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年6月5日 21時) (レス) id: e133e36e15 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - ごちそうさまです。うふふってなりました。すごく面白かったです！頑張ってください！応援してます！ (2020年6月5日 19時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
