006-傷 ページ8
晋助side
俺はその夜、特に理由もなく廊下をふらふら歩いていた
全く、さっきの女はなんなんだよ…(怒
そんなことを考えていたら、目の前をその女が通った
晋「お前は…さっきの!!!」
?「っ?!あっ!!!紫!!」
「は?!なんだよ紫って!!俺は高杉晋助!!この塾の生徒だ!
ここはお前みたいな奴が来るところじゃない!!出ていk――」
あ「私は夜桜Aって言います!!ごめんなさい!!!」
「…あ??」
いきなり名乗り謝る目の前の奴に驚いて、随分間の抜けた声を出してしまった。
「その…さっきは、いきなり斬ってすまなかった!!」
そういうことか…
「っ…!!べっ…別に気にしてねェよ…」
Aは俺の答えなんかろくに聞かず、いきなり俺の右腕を見た
「っ!?いきなり何すんだよ!!」
俺の言葉を無視し、傷に触れ、黙りこくり、唄い出した
「『ひとつの秘密を埋めんとして
___ふたつの踏み分け道をたどり
___みっつの水辺を彷徨い歩く』…っ」
―――綺麗な声だ
「っ?!?!」
なんだ、これ…?!
少しずつ俺の傷が消えてゆく…
それと同時にAの右腕には傷ができ、血が流れて…
Aは痛みに堪えているようだった
「『よっつの宵待ち草咲く夜
___いつつの泉に沈められた』―――…ぅっ」
痛そうに顔を歪める
「『むっつの』…『昔ばなしを聞かん』っ…」
「『ななつの――」
「やめろっ!!!」
「えっ?!…あっ!!」
俺がいきなり声をあげたため、Aは驚いて唄を止めた
「ッもうちょっとだった…のに…」
悔しそうに、苦しそうに言う
「もういい!!別に怒ってねェよ!
怪我も治せなんて一言も言ってねェだろ?!」
「でも!私のせいで!!」
「もう、いいから。ありがとな」
「っ…」
すると、Aの目から綺麗な雫が零れた
…泣いてんのか?!
「っ?!?!そっ…そんなに痛かったのか?!こっち来い!!手当てしてやる」
痛くて泣いているんだと思い、俺は焦ってAを手当てできる部屋に連れて行こうとした
「…ハハッ」
焦ってる俺を見てAはいきなり笑いだした
「あ?!なんで笑うんだよ!!…まあ、いいから…こっちだ」
するとソイツは、小さく『ありがと』と言った
「っ?!///」
「??」
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綺♪(プロフ) - 來歌(ライカ)さん» わかったー!探してみようかしら((やっぱ、花宮はゲスじゃないとーw (2012年12月24日 17時) (レス) id: cb3d9b7a04 (このIDを非表示/違反報告)
來歌(ライカ)(プロフ) - 綺♪さん» フォレストに移転した(?)ー。ゲス宮だいすきだわww← (2012年12月23日 20時) (レス) id: aa5985d412 (このIDを非表示/違反報告)
綺♪(プロフ) - 來歌(ライカ)さん» 返信遅れてごめんっ!!あんまり、占ツクこれてなくて。。花宮って...........ゲs(( (2012年12月23日 19時) (レス) id: cb3d9b7a04 (このIDを非表示/違反報告)
來歌(ライカ)(プロフ) - 綺♪さん» 同じーく!!←wwでも花宮まだ読んだことないわww (2012年11月24日 20時) (レス) id: aa5985d412 (このIDを非表示/違反報告)
綺♪(プロフ) - 今吉先輩好きー♪最近、花宮がかわいくてしょうがない((木吉はまぁ、、むかついたけどw (2012年11月24日 7時) (レス) id: cb3d9b7a04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありす♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/alice-homepage/
作成日時:2012年3月27日 20時