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003-吉田松陽 ページ5

あ「…アンタは何者だ」


長い沈黙を破ったのは私だった


?「大した者ではありませんよ。ただの、小さな村塾を開いている『先生』です」


その男はそう優しく、静かに言った


「何故私はここに居る。何故私を連れてここに置いた?!」


無意識に言葉が荒くなる

それでも私の目の前に居る男は動じず、あくまでも優しく言う


松「私はここの村塾の吉田松陽と言う物です。
貴女をここに連れてきた理由…そうですね、一言で言うと、魅せられたのです」


「はぁ?!」


いきなりそんなことを言い出す吉田松陽という男に驚いた


「小さいながら必死に生きる姿。
意識はなくとも伝わりましたよ。

だから私は、『この子を生かしたい。立派にしてあげたい。』――
そう思ったからです」


きっとコイツも私の「天使の琴声」と言われる力を利用するため――

そう思っていた私の考えとは大きく違い、呆気にとられていた


「貴女が望むなら私はここに貴方を置きます。
しかし、あくまでも『貴女が望むのなら』。

嫌がる貴女を無理やり留めておく程私は卑怯な男じゃないですからね」


「…っ」


「ここに居る子達は好んで貴女を傷付けたりしません。
皆、優しい子達ばかりですよ」


優しい笑顔を絶やさずに続ける


「今すぐに決めろとは言いません。

ゆっくりでいいんです。


ゆっくり、自分と真剣に会話して決めてくださいね」


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
信じきれたわけじゃない


コイツだって本当は私の力を利用するために騙しているだけかもしれない


でも…


この人の…


 
 
 
 
 
この先生の優しい声…

 
 
 
 
 
 
今までの“嘘の”優しい声とは違うと思った

 
 
 
 
これは、嘘じゃないと…


 
 
 
ただ、そう思った

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「先生…


 
 
 
 
 
私を…


私を、この塾の生徒にしてください…」


 
 
 
 
 
 
 
そう言うと、先生はにっこりと優しく微笑んだ


「貴女の名前は?」


「夜桜…A…です」


「そうですか。では、今日はそこで寝てください」


「…はいっ」

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綺♪(プロフ) - 來歌(ライカ)さん» わかったー!探してみようかしら((やっぱ、花宮はゲスじゃないとーw (2012年12月24日 17時) (レス) id: cb3d9b7a04 (このIDを非表示/違反報告)
來歌(ライカ)(プロフ) - 綺♪さん» フォレストに移転した(?)ー。ゲス宮だいすきだわww← (2012年12月23日 20時) (レス) id: aa5985d412 (このIDを非表示/違反報告)
綺♪(プロフ) - 來歌(ライカ)さん» 返信遅れてごめんっ!!あんまり、占ツクこれてなくて。。花宮って...........ゲs(( (2012年12月23日 19時) (レス) id: cb3d9b7a04 (このIDを非表示/違反報告)
來歌(ライカ)(プロフ) - 綺♪さん» 同じーく!!←wwでも花宮まだ読んだことないわww (2012年11月24日 20時) (レス) id: aa5985d412 (このIDを非表示/違反報告)
綺♪(プロフ) - 今吉先輩好きー♪最近、花宮がかわいくてしょうがない((木吉はまぁ、、むかついたけどw (2012年11月24日 7時) (レス) id: cb3d9b7a04 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ありす♪ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/alice-homepage/  
作成日時:2012年3月27日 20時

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