おじいさま ページ1
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20xx年───────
「───…さっむい。」
いつ雪が降り出してもおかしくない、冬のソウル。
吐く息も白くなり宙に溶けていく。
寒いのはあまり好きじゃない。
暑いのも嫌いだけど。
早く暖かい空気に触れたくて、足早に道を歩いていく。
「おじいさま！来たよ！ソヨンだよ！」
いつも通り扉を開け、おじいさまに声をかける。
いつもなら、奥から「おぉー、ソヨン。」って聞こえる声が今日は聞こえない。
え？おじいさまいるよね？
「…おじいさま？入りますよ。」
何度も出入りしているおじいさまの家に返事はないが一声かけてお邪魔する。
リビングにはいない。寝室にもいない。
トイレやお風呂も一応確認したけど本当にどこにもいない。
困ったなぁ。
ふと窓の外を見ると庭におじいさまが立っていた。
外は寒いのに。一体何をしているのか。
再び靴を履きおじいさまがいる庭に向かう。
「おじいさま、来ましたよ。外は寒いのに…何してるの？」
ゆっくり顔をこちらに向け、綺麗な瞳が私を捉える。
「…ソヨン、いらっしゃい。寒いよね。」
いらっしゃい、と言いつつニッと上がる口角。
あぁ、今日もおじいさまはハンサムだ。
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ali(プロフ) - lemonyellowさん» はじめまして！初めてコメントいただけて嬉しいです！テヒョンをおじいさまとするのはどうなのかなーと思いつつも、彼は歳をとっても変わらず良い男性だろうなと想像して書き始めました。2冊目も開始しましたが最近話がまとまらず…また更新しますね！ (2021年2月21日 18時) (
レス) id: 5532d430b0 (このIDを非表示/違反報告)
lemonyellow(プロフ) - はじめまして。おじいさまなテヒョンさんを想像しつつ、2人の素敵なお話に、夢中になって最後まで読み進めてしまいました。今、目が乾いちゃっています。続きが楽しみです。 (2021年2月21日 17時) (レス) id: 121c3259e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ali | 作成日時：2021年1月15日 7時
