非現実的な日常 ページ2
「ん…」
一段と重い身体を持ち上げ、両親のいる一階へと下りる。
目を擦り擦り「おはよー」と挨拶をする
ここまでは、いつも通りの生活。日常。しかし
今日は一つ違うことがあった
両親がいない。
二人とも早出で仕事へと向かってしまったのである。
そんな日めったにないから、軽く驚いちゃったけど。
制服に着替え
用意されていた朝ご飯を食べ終え
鞄を持ち
弁当を持ち
玄関から外へと出た。
ここから 私の 非現実的な日常が待っているとも知らずに
****
ここまで来る途中、歩きスマホをしている人を見かけたが、あれだけは許せない。
事故ってみなきゃわかんないんだと思う。
ポイ捨てを見かけたが、捨てたものにつっかかって転び丁度階段から落ちればいい。
煙草が落ちていたが、捨てたとき火がつきっぱでその煙草捨てた人に燃え移ればいいと思う。
なんて性悪出てるけど。そんな非現実的なこと起こるわけありませんねわかります
私は小学生か…なんて自分に呆れながら
丁度目の前に歩きスマホしてる人がいたっけな。その人目で追ってたら
その人、横断歩道が赤だと知らずに渡って。
「…ッえ」
トラックに跳ね飛ばされてたっけ。…あれ
まって、え、…轢かれた?
えっと、今、願っていたことが現実になりました。
歩きスマホしてた人、トラックに跳ね飛ばされました。
なんか…非現実的。
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作者名:りか | 作成日時:2015年5月16日 19時