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??「そいつは？」
少しむっとしたような声で男が言うので、トントンは私を紹介した。
tn「ひとらん、久しぶりやな。こいつはA・グリーングラスで、俺の同僚。A、こっちはひとらん。闇祓い」
ht「グリーングラス？純血主義者のお嬢様が何の用？」
「ええ、私もそれについて考えていたところなの。けどね、一つ回答を申し上げるとしたら、私はあなたのご友人であるトントンに呼び止められて、仕方なくこんな掃きだめにいるってわけ。分かった？」
ひとらんの目は一瞬鈍く光ったが、「まあまあ」とゾムが間に入る。
ht「トントンさー、いい加減闇祓いに来なよ。人手足りないんだし、トントンがいてくれたら心強い」
その言葉に、ある男を思い出した。私の友人、コネシマは闇祓いになりたくてもなれない。内部では人手が足りないとしつつも、結局奴らは純血主義者と同様にそいつらの出生に固執してるんだ。純血主義者共と、それこそ例のあの人とやってることは変わらない。そういった蔑みを込めて、鼻を鳴らして笑ってやった。
zm「こいつが闇の印を」
ゾムが男の腕を取ってそれを見せる。それはまごうことなき闇の印だ。間近で見るのは久しぶりだった。
「穢れた血が触るな！」
男は身を捩って抵抗するが、トントンも加勢したことで勢いは収まった。
zm「新聞や魔法省は、例のあの人の復活は嘘だと言っとる。ホグワーツにおる選ばれた男の子は糾弾され、校長もやり玉に。ったく、ファッジはほんま、」
tn「ゾム、やめとけ」
トントンは一瞬こちらをちらと見て、彼の続きを制した。
「お邪魔だったかしら？私が」
tn「いや。…そんで、この闇の印がついとるから、もしかしたら例のあの人と繋がっとるかもってこと？」
zm「せやな。とりあえずこのピアス預けるから、調べてくれ」
パールのついたピアスを見て、ふと思ったことが口をついて出た。
「女性にだけ売った…とか？」
ht「なんで？」
「今のご時世、男性もおしゃれでピアスをするけれど、こんなパールのついたピアスをする男性は少ないでしょ？しかも小振りだし。…女性だけをターゲットにしたとか？」
まあ、ただの勘なんですけどね。ひとらんの横にふよふよと浮いていたのは、羽ペンだ。私の方にペン先を向けて、「次は？」と促しているようにも見える。
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Alex(プロフ) - sayakaさん» 凄い嬉しい感想を…ありがとうございます！ストックはありますので、更新して参ります！ハリポタもお好きとのことで、そんな方に響く小説が書けたこと嬉しく思います。 (2020年3月7日 11時) (
レス) id: 800cd6aa0a (このIDを非表示/違反報告)
sayaka(プロフ) - 読みました。ハリポタもwrwrも好きなのですが、どちらの良さも残ってるどころかより良くて本当に面白いです。続き楽しみにしています。といっても催促したいわけではないので、Alexさん自身も楽しく執筆し続けられること含めて楽しみに待ってます。 (2020年2月26日 15時) (レス) id: 12b2318568 (このIDを非表示/違反報告)
sayaka(プロフ) - Alexさんの物語は好きですが、ハリポタ原作自体も好き故に読むのを少し躊躇っていました。が、読んで良かったです。続きが読みたくて読みたくて仕方ないのに、読み終わるのがもったいなくて、早く読み進めたい気持ちをぐっとこらえて丁寧に読む、そんな物語を久しぶりに (2020年2月26日 15時) (レス) id: 12b2318568 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - こにまるさん» コメントありがとうございます！なかなか魔法省パロは無かったので、作ってみました！お口にあったようで光栄です。まだラストスパートには程遠いですが、どのようにあの苦難を乗り越えるのかとか、本編の裏では実は…的なところを意識して書いていきます！ (2020年2月5日 16時) (レス) id: 800cd6aa0a (このIDを非表示/違反報告)
こにまる(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…hpも大好きでAlexさんの文章も表現も大好きで、何より話の作りと運び方がとても引き込まれて…どう転んでも楽しめるしどういう流れになるのかとても気になる作品です…！素敵な作品を産み出してくださってありがとうございます…！！！ (2020年2月5日 16時) (レス) id: 059a5adf8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2019年1月12日 1時
