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tn「悪いな、呼び止めて」
「いいえ、全然。帰る間際だったし」
tn「家族サービスはよかったん？」
「問題ないわよ」
グルッペンとあの女の仲睦まじい姿がぱっと浮かんできたが、その想像に針を刺して割ってしまった。
tn「さっき通報があって、馬鹿げた魔法使いがマグル相手に呪いのかかったピアスを売りつけた。そのピアスの回収をせなあかん」
そのせいで呼び止められたらしい。呪いをかけた魔法使いを、逆に呪ってやりたい。
「ウィーズリーには？」
tn「報告だけ。とりあえず闇祓いたちからはよせいって急かされとるから、ちょっと早めに準備してくれ」
杖を腰に、それからコートを羽織ったトントン。私は荷物をまとめたばかりの鞄を机に置いて、杖を腰にさした。
tn「…直帰してもええから、鞄は持ってったら？」
「急いでるんでしょ？さっさと行きましょう」
今、家には帰りたくない。鞄を置いたのは無意識の行動だった。トントンが姿くらましをして、私もその後に続いた。
たどり着いたのはロンドンの路地裏。そこには数名のマグルが倒れており、魔法で手足が動けなくなった魔法使いが二人地面に横たわっていた。
??「トントン！」
フードを目深に被った男がトントンを見つけて、こちらにやってきた。
tn「遅くなったわ。ゾム、こっちはA・グリーングラス。A、こっちはゾム。闇祓いやっとる」
zm「初めまして」
彼は手を差し出したが、その手を握るためにコートのポケットから手を出すには寒すぎた。それを見たゾムは、蔑んだように笑ってから「さすがグリーングラスのお嬢様やな」と言う。
「で、私たちがやらなきゃいけないのは？」
zm「このピアスを調べてくれ」
杖を使ってふよふよと浮かべたのはかわいらしいパールのピアス。
zm「これをつけたマグルから、動物の耳が生えたりしてん。これを売った魔法使いらはパーティーグッズって言って売ったらしいけど、あいつらの腕から闇の印を見つけてな」
「闇の印？」
小声で私とトントンに耳打ちをしたゾム。「こっちだ」と顔をくいと動かし、私たちは彼についていった。そこには顔中タトゥーを入れた男が二人、地面に伏せていた。
??「トントン」
マスクをした男が彼の名前を呼ぶ。
「いいわね、トントン。あなたは顔が広いみたいで」
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Alex(プロフ) - sayakaさん» 凄い嬉しい感想を…ありがとうございます！ストックはありますので、更新して参ります！ハリポタもお好きとのことで、そんな方に響く小説が書けたこと嬉しく思います。 (2020年3月7日 11時) (
レス) id: 800cd6aa0a (このIDを非表示/違反報告)
sayaka(プロフ) - 読みました。ハリポタもwrwrも好きなのですが、どちらの良さも残ってるどころかより良くて本当に面白いです。続き楽しみにしています。といっても催促したいわけではないので、Alexさん自身も楽しく執筆し続けられること含めて楽しみに待ってます。 (2020年2月26日 15時) (レス) id: 12b2318568 (このIDを非表示/違反報告)
sayaka(プロフ) - Alexさんの物語は好きですが、ハリポタ原作自体も好き故に読むのを少し躊躇っていました。が、読んで良かったです。続きが読みたくて読みたくて仕方ないのに、読み終わるのがもったいなくて、早く読み進めたい気持ちをぐっとこらえて丁寧に読む、そんな物語を久しぶりに (2020年2月26日 15時) (レス) id: 12b2318568 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - こにまるさん» コメントありがとうございます！なかなか魔法省パロは無かったので、作ってみました！お口にあったようで光栄です。まだラストスパートには程遠いですが、どのようにあの苦難を乗り越えるのかとか、本編の裏では実は…的なところを意識して書いていきます！ (2020年2月5日 16時) (レス) id: 800cd6aa0a (このIDを非表示/違反報告)
こにまる(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…hpも大好きでAlexさんの文章も表現も大好きで、何より話の作りと運び方がとても引き込まれて…どう転んでも楽しめるしどういう流れになるのかとても気になる作品です…！素敵な作品を産み出してくださってありがとうございます…！！！ (2020年2月5日 16時) (レス) id: 059a5adf8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2019年1月12日 1時
