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彼女は何に興味があるのか、正直分からなかった。このバッヂが目的でもなく、自分の階級が目当てでもない。それなのに毎日のようにAさんは俺と会い、他愛もない話をして、笑って、時々英語混じりのジョークを飛ばす。
eml「Aさん、見てくださいこの賞状。凄いでしょう？これは我が国の、えっと…King、いや、emperorから授与されたものでして、」
「へえ、そうなんだ。凄いね。ねえ、エーミール？この前、とても楽しそうな本を見つけたのだけど、どうしても分からない日本語があって、」
eml「Aさん」
「ん？」
とても不思議に思っていたことを聞いてみた。
eml「…この賞状に、興味はないんですか？」
彼女は首を傾げる。
eml「こ、ここに…我々の…日本の神とも呼べる人物の署名があって、その方の直筆で私の名前も書いてあるんですよ？」
「うん」
eml「それなのに、興味がないんですか…？」
一瞬考えた素振りを見せ、それから口を開く。
「…じゃあ、これをもらった時、エーミールはどう思ったの？」
eml「どうって…そりゃ、嬉しかったですよ。誇りです」
「どうしてこれをもらったの？」
eml「頑張ったからです。早々に少佐という地位についたのは少ないですし、飛行機を操縦する腕も認められました」
「そっか。凄いね、エーミールは」
ふっと微笑むAさん。
eml「でしょう？そう思うでしょう？まさか、表彰されるなんて…凄い方なんですよ、そんな方に署名と、それから…直筆で自分の名前までもらえるなんて、」
「でも、凄いのはエーミールでしょ？その人が凄いわけじゃない」
反射的に彼女から距離を取り、いつかの表彰式で空軍大将からもらった短剣に触れる。
eml「ふ、不敬だ…！いくらAさんであっても、あの方を侮辱するのは、」
「侮辱なんてしてない。私は、エーミールが凄いと思う。だから、その人が表彰したのよ？」
面食らった。彼女の言ってることは、何も間違っちゃいない。
eml「…ずっと気になってたんです。あなたはどうして、私なんかと一緒にいるんですか？」
Aさんは目を丸くし、それからくすくすと笑う。
eml「私の階級にも、バッヂにも目をくれない。…何が目当てで、私と会うんです？」
「それは、とても簡単なことだと思うよ？エーミール少佐」
彼女は俺がもらった症状を取って、エーミールとあの方の直筆で書いてある部分を指さした。
「あなたに、会いたいからだよ。少佐じゃない」
少佐と書いてある部分を指で隠す。
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Alex(プロフ) - ヒガンバナさん» ご覧いただきありがとうございます。最後がどうなったかは想像にお任せします。 (2021年5月23日 12時) (
レス) id: 6a083d532e (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - 紅華さん» ご覧いただきありがとうございます。特に続きは考えておりませんので、妄想などご自由にお楽しみください。 (2021年5月23日 12時) (レス) id: 6a083d532e (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - きのこっこさん» ご覧いただきありがとうございます。続きはありませんが、他の作品もぜひお楽しみください。 (2021年5月23日 12時) (レス) id: 6a083d532e (このIDを非表示/違反報告)
ヒガンバナ(プロフ) - わぁ…終わっちゃった…いや〜やばい、最高にかっこいい教授様が見れる作品見つけちゃったよ…。これからの展開は妄想繰り広げて勝手に拝んでます…。それはそうとマジで最後の台詞かっこよかったです…！もう大好きです！ (2021年5月23日 2時) (レス) id: 8c928a976f (このIDを非表示/違反報告)
紅華(プロフ) - お…終わっ、た…マジですか…いや、あの、最後の教授の言葉、凄くワクワクしたのですが、そこで終わりですか…いや〜妄想が膨らみますね〜（白目） それは置いといて、とても面白かったです！特に1番最後の話の教授の言葉！大好きです！ (2021年5月23日 0時) (レス) id: b364185eed (このIDを非表示/違反報告)
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