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ac「トレイ先輩、ケイト先輩！聞いてくださいよー」
談話室で二人で宿題をしていると、なんだか不服そうなエースちゃんがやってきた。
tr「エース、それ…」
トレイくんがどこを指して「それ」と言ったのかは分かる。
ac「リドル寮長にされました」
大きな錠前が首にかかっている。
ca「あちゃー…何しでかしたの？」
du「実はエースの奴、タルトを盗み食いしたんですよ」
もしかしてパーティー用のを食べてしまったとか？
「ケイト」
ca「あ、Aちゃん」
髪が少しばかり湿っているのを見ると、風呂に入ってきたのだろう。ということはそろそろオレたちの番か。…なんて考えてる暇は無い。
ca「Aちゃん、ちょっと今男の子同士で取り込み中で、」
自分の陰にエースちゃんを隠す。彼の首についているものを、Aちゃんに見せるのは良くないような気がした。
ac「A先輩、聞いてくださいよ！寮長にこんなのつけられて」
ひょこっと陰から出てきて、わざわざ首の錠前を見せる。
「…っ、そう…」
表情が曇る。
ac「本当に頭来たんで、俺今日はユウの所で寝てきます。それじゃあ」
tr「おい、エース」
トレイくんの制止も聞かず、エースちゃんは鏡から出ていってしまった。残されたデュースちゃんは、「寮長に掛け合ってみます」と言い残してリドルくんの元へ。
「随分と横暴ね、うちの寮長は」
ca「そうだね…最近特に」
Aちゃんは横暴ではなかった…と言えば嘘になる。ただ、彼女の場合は愛嬌があった。多少の高飛車も、多少の無理難題も「はい、寮長」と聞けたのは彼女のカリスマ性のおかげだ。余裕のある態度、まさにそれはクィーンの名に相応しい。しかし、リドルくんはどうだろう。寮を良くしようという気持ちはAちゃん以上に伝わってくる。しかし、それははたから見れば「自分の王国」を作ろうとしているようにも見えた。なんというか、子供のわがままのようにも見える…と寮生が言っていた。彼の実力は誰もが認める。ただ、リーダーとしての素質があるのかと言えば…手放しに頷けないのも事実だ。
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Alex(プロフ) - ZerAさん» ありがとうございます！泣かないでー！また近日更新しますので、お楽しみに！ (2022年9月28日 21時) (
レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
ZerA - 本当に、、苦しいけどとても面白いです、！苦しくて泣きそうになりながらでも面白くて悶えながら見てます！！！！！ (2022年9月27日 21時) (レス) @page46 id: e2320a25d7 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いろはすさん» とんでもないです！また近日中に更新しますので、お待ちくださいませ！ (2022年9月20日 14時) (レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - Alexさん» うわああああ！！！更新ありがとうございます！！お話最高でした………泣泣本当に素敵な作品です……大好きです！ (2022年9月19日 22時) (レス) @page42 id: 7a1bc190bc (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いろはすさん» ありがとうございます！近日中に絶対更新します！ (2022年9月7日 21時) (レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2020年4月4日 13時
