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結局昨日、何回したっけ。まだちょっとだけ薬の残る頭で考えるより、ベッド脇のごみ箱を見た方が早い。ラバーにくるまれた子種たち。数えると全部で三つ。計三回も体を重ねたらしい。確かにそれくらいやったような気もする。まず、最初はひたすらジェイドに主導権を握られた。果ててしまいそうだと表情に出したら最後、ジェイドは律動をやめる。閉じてしまった目を開けると、意地悪く見下ろすオッドアイ。まだ浅い息を繰り返しているというのに、ジェイドは再び律動を再開する。ああ、まただ。そう思うと、また止まってしまう。そんなことの繰り返しで、最終的に果てた時はくたくたにベッドに横たわっていた。自分の顔が涙でぐちょぐちょで、下腹部の湿った感覚もどうでもよくて、まだ少しだけ余韻に浸ってびくびくと動く体を収めようと必死だった。「まだ足りないでしょ?」それが二回目の合図。彼のものは既に準備万端といったところで、次は私が上に跨った。というより、あれよこれよという間に上に乗せられていた、が正しい。彼のものを特別大きいと感じたことはないが、今の自分にとって中に入ったもの全てに快楽を覚える。ジェイドの腹部に手を置いて、ゆっくりと彼のものを受け入れようとしたが、彼はそうさせない。急に下から突き上げられ、泡でも吹いてしまうんじゃないかと思うくらい衝撃を受けた。待って、待ってと呂律の回らない舌で話すも、そのお願いは聞いてもらえない。逃げようにも脚は彼の手で押さえられ、私に残された道は彼を享受する、というもの。キスをするために上体を起こしたジェイドのせいで、さらに奥へと当たり、抱き合いながら果てた。もう無理だと後ろに倒れようとも思ったが、背中を抑えられてそうはさせてもらえない。しばらく彼のすべすべとした肌を堪能し、体を預けていたがすぐに三回目は始まる。ただ、残念ながら三回目はあまり覚えていない。普通の行為だったかもしれないし、ノーマルとはかけはなれたものだったかもしれない。

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Alex(プロフ) - ZerAさん» ありがとうございます!泣かないでー!また近日更新しますので、お楽しみに! (2022年9月28日 21時) (レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
ZerA - 本当に、、苦しいけどとても面白いです、!苦しくて泣きそうになりながらでも面白くて悶えながら見てます!!!!! (2022年9月27日 21時) (レス) @page46 id: e2320a25d7 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いろはすさん» とんでもないです!また近日中に更新しますので、お待ちくださいませ! (2022年9月20日 14時) (レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - Alexさん» うわああああ!!!更新ありがとうございます!!お話最高でした………泣泣本当に素敵な作品です……大好きです! (2022年9月19日 22時) (レス) @page42 id: 7a1bc190bc (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いろはすさん» ありがとうございます!近日中に絶対更新します! (2022年9月7日 21時) (レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Alex | 作者ホームページ:http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/  
作成日時:2020年4月4日 13時

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