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j「僕も飲まないと、薬の効果は分からないでしょう？」
「でも、何も起こらないけどね。いつも通り」
おどけてみせた。
j「そうですとも。即効性のあるものでは困りませんか？もし飲ませる場所が食堂なら、あなたの醜態が学園の全生徒に見られてしまいますから。仕方なく、遅効性のものにしたんです」
「それはどうも」
j「それに、徐々に効いてくる方がいいでしょう？」
ジェイドの手が髪を撫で、首筋を指でくすぐる。
j「毒のように体を蝕む方が、私は好きです」
彼の声の方が毒だ。耳から入り、脳をとかそうとしてくる。それに抵抗しようとするが、ジェイドの指先が熱くて意識をそこにもっていかれる。
j「…遅効性にしては効き目が早いようですね」
「そもそも体の大きさが違うじゃない。毒の回りはどうやったって私の方が早いのよ」
j「それも計算したつもりなのですが…作り直しが必要ですね」
鼓動が早くなる。どくどく、どくどくと自分の意思とは反対に。水が欲しい。ジェイドに目で訴えるが、彼のオッドアイを見るだけで熱が酷くなる。目頭に熱が集まって、見ていられなくなる。
j「まるで水面で餌を求める鯉のようですね。口をパクパクしてどうしたんですか？」
後ろの水槽に寄りかかるのも限界で、ずりずりと体が落ちる。
j「まだ落ちるのは早いというのに」
床に膝をついたジェイド。着ていたパーカーが胸元までめくられ、腹部を舌が這いずり回る。
「っ、」
声にならなかった。それは、期待と恐怖の入り混じった不思議な感覚。ただへその辺りを舐められただけで脳に電気ショックを与えられたような感覚だったのに、これが別の場所だったらと思うと期待せずには、恐怖せずにはいられない。自分がどう変わってしまうのか、予想もつかないのだ。
j「どうしました？切なそうな声で」
落ちてしまいそうだ、この男に。
「っ、惚れ薬って…すご、い」
j「気に入っていただけて光栄です」
長くて細い指が胸元をくすぐる。嬌声をあげれば、男は喜んだ。大きな口をにいと吊り上げ、「作ったかいがありました」と存外余裕そうだ。
j「とはいえ、ここで最後までしてしまうと…後片付けが面倒ですので」
よいしょ、と横抱きにされたが力が入らず全体重をジェイドに預けることになってしまった。
j「本当に可愛らしい人ですね」
「…、あんたは…余裕そうね」
ジェイドだって同じく薬を飲んだはずだ。
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Alex(プロフ) - ZerAさん» ありがとうございます！泣かないでー！また近日更新しますので、お楽しみに！ (2022年9月28日 21時) (
レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
ZerA - 本当に、、苦しいけどとても面白いです、！苦しくて泣きそうになりながらでも面白くて悶えながら見てます！！！！！ (2022年9月27日 21時) (レス) @page46 id: e2320a25d7 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いろはすさん» とんでもないです！また近日中に更新しますので、お待ちくださいませ！ (2022年9月20日 14時) (レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - Alexさん» うわああああ！！！更新ありがとうございます！！お話最高でした………泣泣本当に素敵な作品です……大好きです！ (2022年9月19日 22時) (レス) @page42 id: 7a1bc190bc (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いろはすさん» ありがとうございます！近日中に絶対更新します！ (2022年9月7日 21時) (レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2020年4月4日 13時
