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du「あの女の人は一体何なんですか？」
tr「話すと長くなるな…簡単に説明すると、元寮長だ」
ac「あの女が！？」
エースちゃんは驚いてフォークを落とした。
du「ローズハート寮長とやりあって負けたっていう…ずっと男かと思ってた…だって、ここ男子校だし」
ka「Aちゃんはあるコネがあってね、ここに入ったんだ」
tr「ハートの女王の遠縁にあたる女性なんだ」
ac「すげー…真の女王じゃないですか」
エースくんは拾ったフォークで目玉焼きにかぶりつく。
du「それじゃあ、それなりに実力もあるんですか？」
ka「もちろん。オレたちじゃ敵わないくらいにね」
ac「でも、リドル寮長には負けた、と」
嫌でもあの日を思い出す。
tr「Aのユニーク魔法と、リドルのユニーク魔法は相性が悪かった。敗因はそれだ」
du「でも、さっきクィーンルージュ先輩…二人に裏切られたって…」
ka「それも、あながち間違いじゃないんだよ」
どんな言い訳をしたところで、オレとトレイくんがリドルくん側についたことに変わりはない。
ac「A先輩のユニーク魔法って何ですか？」
tr「クライン・ビス・グロース。…かいつまんで説明すると、魔力を増幅する魔法だ」
du「すごいですね…でも確かに、寮長との相性は悪いか」
ka「結果的に魔力を封じられて、彼女は手も足も出なかった」
泣きながら地面に這いつくばるAちゃん。あの日のことが頭から離れない。
tr「Aは魔力が元々少なかったから、この魔法を編み出した。自分の魔力を最大まで底上げして、色々な魔法を使う」
ka「炎や風、水…なんでもござれだよ。Aちゃんは元々器用だから、他にも色んな魔法が使えたし。それに、その魔法は他の人にも使うことができたんだ」
それには賛否両論あった。特にマジフトの大会の時なんて、自分の寮生に魔力を増幅するための魔法をかけたもんだから、学園長からは禁止と言われたこともある。そして、他の寮からはこんな意見もあった。
tr「まるで、兵士を強化してるみたいだって。…ハートの女王とかけて、そんなことを言う奴らもいた」
ac「まあ、A先輩が凄い人だってことは分かったし、リドル寮長との相性も悪かった…ってのも分かりましたけど、あんなに険悪になるもんなんですか？」
du「それに、ダイヤモンド先輩と…した、って…」
ka「あのね、皆は大きな勘違いしてるから」
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Alex(プロフ) - ZerAさん» ありがとうございます！泣かないでー！また近日更新しますので、お楽しみに！ (2022年9月28日 21時) (
レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
ZerA - 本当に、、苦しいけどとても面白いです、！苦しくて泣きそうになりながらでも面白くて悶えながら見てます！！！！！ (2022年9月27日 21時) (レス) @page46 id: e2320a25d7 (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いろはすさん» とんでもないです！また近日中に更新しますので、お待ちくださいませ！ (2022年9月20日 14時) (レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
いろはす(プロフ) - Alexさん» うわああああ！！！更新ありがとうございます！！お話最高でした………泣泣本当に素敵な作品です……大好きです！ (2022年9月19日 22時) (レス) @page42 id: 7a1bc190bc (このIDを非表示/違反報告)
Alex(プロフ) - いろはすさん» ありがとうございます！近日中に絶対更新します！ (2022年9月7日 21時) (レス) id: 130555b457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alex
| 作者ホームページ：http://nanos.jp/xxdreamxxalex02/
作成日時：2020年4月4日 13時
